10月10日は「ととの日」。「とと」とは、魚のこと。
その魚の日、釣りの日に、渋谷O-WESTでつりビットとsora tob sakanaの2マンライブが開催された。
この組み合わせは、僕が切望していたもの。
sora tob sakana とつりビットの2マンっていうのは、面白そうだよね。釣るか釣られるか、みたいな。
— Sharp (@sharpc) 2016年7月2日
ということで、今日は、言ってもいいよね。「俺得だよ!」
そんなつりビットとオサカナの2マン。キャパ600のO-WESTはパンパンで、チケットは当日券でソールドアウト。
また、生テレでのライブ放送が急遽決まっていて、会場も熱気を帯びている。
sora tob sakana
先行はゲストのsora tob sakana。
OPSEの「海に纏わる言葉」で入場し、寺口夏花の「sora tob sakana始めます」でライブスタート。
シングル曲「夜空を全部」「魔法の言葉」を順に披露し、自己紹介。
そして「帰り道のワンダー」「タイムマシンにさよなら」「新しい朝」と徐々にディープなオサカナワールドへ。
MCでは、つりビットの「釣りたい魚は〇〇です」をまねて、好きな魚料理を入れた自己紹介。
なっちゃんの発案で観客に「みそにー」「うなじゅー」「さしみー」「カルパー」ってコールさせてた。
れいちゃんの時は「カルパッチョ―」ってコールが入ったんだけど、なっちゃんが「3文字」と謎ルールを発動していて「カルパー」って言い直させていたの面白すぎた。
つりビットと仲良くなったというエピソードの中で、竹内パイセンが「オールできる?」とか「ある意味ギャラクシー」とか言っていることが暴露され、教育的にどうなのよ?的な笑いが起きていた。
そして「ケサランパサラン」から「広告の街」。シンコペーションとブレイクの織り成す芸術。
初めて聞いたと思われるつりヲタが、冒頭のブレイクの箇所で何度か「おお」と声を漏らす様子が伝わってきた。
MCで、次回の定期公演(10月23日)では、2、3曲アコースティックライブになるという告知。
「みんな大好き照井さんのギターも聴ける」っていう話から、照井さんが帽子を新しくしたとか、誕生日に新聞紙で作ったのをプレゼントしようと思ったとかどんどん脱線していって、オサカナの奔放なMCを堪能。
最後は「クラウチングスタート」。
大きなステージでこの曲を歌う4人を見ると、なぜか涙が出てくる。
僕が初めてオサカナのライブを観たのは2014年11月だけど、そのときに「何だこりゃ」と思ったコールを叫んでいた。
(セットリスト)
0 海に纏わる言葉
1 夜空を全部
2 魔法の言葉
3 帰り道のワンダー
4 タイムマシンにさよなら
5 新しい朝
6 ケサランパサラン
7 広告の街
8 クラウチングスタート
つりビット
後攻はホストのつりビット。
つりビットは、毎年釣りの成果や試験で釣りセンターを選び、その釣りセンター曲をリリースするのが10月10日。
今日がその日。
ということで、新曲に合わせて作られた新衣装で登場。
つりビットのファン歴3年目になる僕から見ても「何このお嬢様感?!」「誰この美少女軍団?!」っていう感じ。
オリコンウィークリー5位の最新シングル「Chuしたい」を皮切りに、自己紹介を挟んで、過去の釣りセンター曲から「Go! Go!! Fishing」「ニガシタサカナハオオキイゾ」。
MIXもイエッタイガーも、ガチ恋キャンセルも叫べるセトリ。
そしていよいよ今年の釣りセンター曲「妄想フィッシング学園」の初披露。
小気味よいカッティングギターは「カシオペアかよ?」みたいなイントロ。
つりビット初めてのスラップベースも入り、80年代のシティポップスを思わせるアレンジ。
Negiccoの「ティー・フォー・スリー」、WHY@DOLLの「Gemini」、RYUTistの「日本海夕日ライン」、フィロソフィーのダンスあたりとガチで勝負できそうなナンバー。
BPMも高めでダンスもかなり激しい感じ。つりビットの曲にハズレなし、だけどこういうカッコいい系のレパートリーが増えるのはうれしい。
「踊ろよ、フィッシュ」「渚でラテアート」と楽曲派()向けのシティポップス路線で固めた後、最後は「ウロコ雲とオリオン座」。
つりビット楽曲にも一人称が「僕」のものは結構あるが、中でも「ウロコ雲」の持つ切なさは、オサカナのジュブナイルな世界観と共通するものがあるね。そこに寄せてきたセトリなのではないかと想像した。
最後に、来年2月26日の赤坂BLITZでのワンマンの告知。
(セットリスト)
1 Chuしたい
2 Go! Go!! Fishing
3 ニガシタサカナハオオキイゾ
4 妄想フィッシング学園(初披露)
5 踊ろよ、フィッシュ
6 渚でラテアート
7 ウロコ雲とオリオン座
コラボ(つり tob sanaka)からのアンコール
普通の2マンならここで終わりだけど、今日はそうではない。
つりビットメンバーがsora tob sanakaメンバーを呼んでコラボタイムへ。
自己紹介は「いつか世界を釣り上げます。私たち、つり tob sakanaです!」。
最初につりビット長谷川、竹内、安藤と、オサカナ寺口、風間による「負けないガッツ~いつか世界を釣り上げます~」、次に、つりビット聞間、小西、オサカナ神崎、山崎による「Summer Plan」。
「Summer Plan」、けっこう難しい曲だと思うけれど、聞間、小西ペアがそつなく楽しそうにパフォーマンスしているのを見て、この二人のポテンシャルの高さを改めて見る思い(つりヲタ目線)。
ここでメンバーが退場。
すかさず、TBSテレビの「櫻井・有吉THE夜会」で、全国区レベルで一躍有名になったあのコール「つーった魚に餌をやれー!」が発動。なお、山田孝之は今日は来ていなかった模様。
そして、全員で「真夏の天体観測」をコラボレーション。
最高に満足感の得られた2マンライブ。
アンコールまで入れて18曲。うち3曲がコラボ。これをO-WESTで観られてチケット代3000円って破格だよね。
こんなのを知ってしまうと、下手なアイドルフェスとか行けなくなる。15分しか出番ないのに何千円もするやつとかね。
ということで、sora tob sakanaのジュブナイルな世界とつりビットの王道ポップスの世界は相性も良く、「相乗り」する形のコラボ曲も楽しめた。双方の楽曲の良さが光る2マンだった。
(セットリスト)
1 負けないガッツ(長谷川、竹内、安藤、寺口、風間)
2 Summer plan(聞間、小西、神崎、山崎)
en1 真夏の天体観測(全員)
物販・特典会
こういう2マンでは特典会は別々に開催するものだけど、つりビットとsora tob sakanaは「合同握手会」を開催。
それぞれでグッズ1kずつ買うと参加できるというもの。
アバンギャルドなモダンアート感あるつりビットのメンバーカラータオル。
シン・ゴジラ(第二形態)みたいな秋刀魚と格闘するオサカナメンバーの写真セット。
いずれも1k。グッズとしては10/10(ととの日)にぴったり。
2種類の特典券を持って握手会に行くと、2グループのメンバーが交互に並ぶ。
つりビットさくちんの次がオサカナふぅちゃん…といった感じ。
かなりレア。そして、相互に刺激し合うような新鮮さ。
天国はここにあったのか、という感じ。
本日はTSUTAYA O-WESTにて「つりビットPresents 俺得だよ!全員集合!〜釣りの日スペシャル〜」でした! sora tob sakanaを迎えての2マンは、コラボステージなどもあり盛り上がりました‼︎ pic.twitter.com/Lh18D2XsDK
— TOKYO IDOL NET (@tokyoidolnet) 2016年10月10日
いや、本当に俺得!だった。