2014年以来、AKIBAカルチャーズ劇場が夏休みに開催している「新人公演」の結果発表を見に行ってきた。
支配人の挨拶に続いて、各グループが順番に登場。
すとゅらみっChu(月曜日)
入場前からファンが大盛り上がり。熱量が凄い。
「恋してYES!」「そんなわけない」を続けて披露。スト生選抜だけあってパフォーマンスも磨かれている。
「そんなわけない」が終わったところで、九州のメンバーの木下菜乃がMC。
木下「みなさんにお知らせがあります」
ヲタ「ヤメナイデー(棒)」
ヲタ「そんなわけない!(笑)」
木下「私はアイストを卒業します」
ヲタ「……」
まさかの展開。
あえてこのタイミングでメンバーの卒業を発表したということは、この後のグループに新展開があるはず…と僕なりに理解した。
最後は「いわゆるアイドル」。
木下菜乃は当然泣いているけど、沓掛真珠も泣いている。かなしんじゅ。
ヲタは盛り上げようと頑張っていたのかな。にもかかわらず、まさかの発表に何とも微妙な空気になるステージだった。
(セットリスト)
1. 恋してYES!
2.そんなわけない
(木下菜乃卒業発表)
3. いわゆるアイドル
パンダみっく(火曜日)
「SiAM&POPTUNe」、「sora tob sakana」の妹分となる「ふらっぺプロジェクト」の第三弾ユニット。
全員小学6年生というのが売りの一つで、僕も最初のステージから5回くらい見ているが、大きく成長した姿を見せてくれた。
オリジナル曲の「未来時計」、シンデレラ曲の相対性理論「シンデレラ」、そしてsora tob sakanaの「クラウチングスタート」。
結成当初の頃に感じた「不安定さ」は消えていて、いまは若々しい力強さが全面に出ている感じ。
これからも見ていきたいグループの一つ。
(セットリスト)
1 未来時計
2 シンデレラ
3 クラウチングスタート
@SunCafe(水曜日)
サンミュージック所属メンバーによるユニット。
昨年出演した*Sunshine*のリーダー石上まひながプロデューサー兼リーダーを務める4人組。
新人公演には3回行くことができたけれども、毎回、石上まひなプロデューサーの手腕の冴えわたる企画・演出に心癒された。
今日もステージからのサイン入り飛行機飛ばしと花道でのパフォーマンスが炸裂。
初めて見た人は、中央通路を花道として使うのに驚いたかもね。
紙飛行機は、まひなPとりんたんのをゲット。
15分という短い時間に多くのヲタに強い印象を与えたと思う。まひなP天才。
(セットリスト)
1 夕暮れ恋の時間
MC
2 アイドルのすゝめ
3 大好きだ何度でも〜夢のしっぽ〜
OnePixcel(木曜日)
東宝が生んだ4人組ユニット。既に6月にCDデビュー。
公演途中でメンバー1名が体調不良となり、現在3名で活動中。
カルチャーズ以外では生バンドをバックにするのが基本だということだが、バックトラックでも十分な迫力。
「アナロガイズ」での傳さんのダンスに目が釘付けになった。凄い。異次元の動きだった。
(セットリスト)
1 RUN
MC
2 TONDEKE
MC告知
3 アナロガナイズ
AIS(金曜日)
アイドルネッサンス部のAIS。今日は宮本茉凜はアイドルネッサンスの活動のために不在。
この新人公演では「毎週新曲を発表する」ことを公約に掲げていたが、ここで新曲として発表した「スイミング」「こいしょ!!!」「完璧ぐ~のね」を披露。
「スイミング」は橋本麗愛を、「完璧ぐ~のね」は島崎友莉亜を、それぞれフィーチャーしていて、メンバーの個性が引き立つようなセトリだった。
アイドスネッサンス兼任の宮本茉凜不在でも、いや、不在だからこそ、結束力を高める7人をこの夏たくさん見てきたけれども、このステージでも大いに成長を感じさせてくれた。
(セットリスト)
1 スイミング
MC
2 こいしょ!!!
3 完璧ぐ~のね
わーすた(ゲスト、昨年の優勝グループ)
昨年の覇者・わーすたは「一年違うだけでこうも違うのか」と思わされる存在感。
新曲「完全なるアイドル」と、代表曲「いぬねこ。青春真っ盛り」で会場を盛り上げた。
(セットリスト)
1 完全なるアイドル
2 いぬねこ。青春真っ盛り
結果発表
5組のグループとわーすたがステージに集まり、順番に感想を述べた後、支配人が結果を発表。
注目は、激戦を繰り広げたすとゅらみっChuとAIS。
まず、ステージ上の画面には5週目までの動員が映し出され、そこに最終週の動員の情報は加わる。
最終週は、AISが170、すとゅらみっChuが110(僕の記憶では)。AISが60〜70上回り、6週合計でも逆転した。この時点でAISが優勝するのではないかという期待が脳裏をよぎった。
だが、次の瞬間、物販の実績が発表される。
物販では、すとゅらみっChuが大差で首位。
結局、総合計で、すとゅらみっChuの優勝となった。
AISファンの目線で言えば、最終週に動員を伸ばして、全期間合計ですとゅらみっChuを逆転したのは快挙。街頭でのチラシ配りの効果もあったかと思う。
一方、動員で勝ったのに物販で負けたのは、AISのヲタクとしてメンバーに申し訳ないとしか言いようがない。悔しい。
ということで、激戦を制して定期公演を獲得したすとゅらみっChuの活躍を期待したい。
一方、動員で首位に立ちながら惜敗したAIS。メンバーは動画でお礼のメッセージを発信した。
本日の動画をアップしました。
— AIS (@allidolsongs) 2016年9月10日
ぜひ、ご覧ください。
~新人公演の結果発表を受けて~【9.10終演後あいさつ】AIS(アイス)https://t.co/UwrDUpnDse#AISアイス pic.twitter.com/wBWw2RY8UG
AISに恋した夏だった。
結果は惜しくも準優勝だったが、優勝を目指して必死に努力した結果だから、「挫折体験」と呼んでいいかと思う。
でも、月並みな言葉だけど、この経験をバネにして、課題を克服したり、チームワークに磨きをかけたりして、大きく成長していってほしい。
もちろん僕もこれからも応援していきたい。
特典会
終演後の特典会。会場のスペースの関係で、ステージ上ですとゅらみっChuとAIS。
AISメンバーは惜敗で気持ちの整理をつける時間があったかどうか怪しいけれど、ファンの前に笑顔で現れた。
まずは「れにゃあ・あずなぶる」こと橋本麗愛ちゃんと2ショット。
お疲れさまでした。
そして、1ショットも。「いままでの人生で一番かわいい顔で」とお願い。
これはかわいい。
「家宝にします!」と言ったら「本当ですか?」と突っ込まれたけど、家宝にする価値はあるよね。
最後に、AISメンバーの「お見送り会」。
メンバー全員に「お疲れさまでした。楽しかったよ。僕の中ではAIS優勝!」と声をかけて来た。
振り返ると、6回の新人公演のうち5回に来ることができて、その度に成長を感じることができた。
AKIBAカルチャーズ劇場には、「惜敗したことを考慮して、2位のAISにも何らかの公演を検討してほしい」と言いたいな。2年前のハコムスのときはあったよね、そういうの。そして、去年のミラスカもなんだかんだ今では定期公演持ってるし。お願いします!!