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間違いだらけの鞄選び

雑記

2016年4月14日、3年間使った仕事用のカバンが壊れた。素材はレザー。色は黒。故障箇所はショルダーストラップの接点金具。

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ショップに持ち込むと、期間1ヶ月、費用約1万円とのこと。ためらわずに修理を頼む。と同時に後継モデルの選択を開始。

後継モデルを選ぶにあたって自分なりに必要な条件は3つだけ。

1.ショルダーで使えること
2.外ポケットが付いていること
3.小型軽量であること

まずはシンプルな条件でふるいにかけ絞った後は、好みとコスパで選んでいくことにした。

Felisi

ストラップ付きは1725のみ。ナイロンの素材と革のフレームの組み合わせが美しい。が、外付けポケットが小さく実用的でないため却下。70kオーバーという価格も高い。厚く見えるのも好みでない。

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オロビアンコ

カジュアルな佇まいだが自立しない。VERNE、PRIGOLO、RUFUS、ZEA-Bと一通り見たが、「素材で華やかさを演出しているが工業製品としては詰めが甘い」というイタリアのノリ全開。却下。

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CLEDRAN

やはり日本製かと思い大阪のアパレルメーカーのものに辿りつく。

写真写りは良いが南青山の店舗に出向き、FORTEの実物を見たら、フレームの構造にありえない欠陥を発見。TRAVEともども却下。

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PELLE MORBIDA

ということで、日本の皮革鞄メーカーへ。

ミニマルなデザイン、こだわりのある金具…ではあるが、肝心の革の素材が極度に薄く、耐久性に難ありで、経年変化で容易に型崩れを起こしそう。Maiden Voyageともども却下。

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万双

シモーネ天ファスナー。素材はいいのにデザインに野暮ったさが残る。もう少しカジュアルな感じであればいいのにと思いつつ却下。

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少しマチが薄く見えるシモーネシングル天ファスナーは外付けのポケットが小さいので却下。

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INDEED

革の質、発色、縫製はしっかりしているが、鞄自体のデザインがオーソドックスすぎるというか、現在の基準ではフォーマル寄りで野暮ったさを感じる。積極的に選ぶ理由が見当たらず却下。


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DANIEL & BOB

やっぱりイタリアの方がいいのかなと思いつつ、イタリアの皮革ブランドも候補に。

Lucy Brief Idris。滑らかで美しい革、シンプルなフォルム。だが、外ポケットもショルダーストラップもない。美しさを極めれば実用性は犠牲になる。価値観の相違。却下。

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Cisei


1005。革と縫製のクオリティ、ハンドルとストラップの2WAYを前面に出したユニークな形状は個性的。だが、柔らかい革とフレキシブルな構造の組み合わせは、崩れて不恰好に見える諸刃の剣。却下。

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SOMES SADDLE

イノベーションブリーフケース。端正なデザイン。上質な革。好みは分かれるが凝った内装。総じて優等生すぎて面白みに欠け、どうしても欲しいというインパクトは乏しい。却下。

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HERGOPOCH

06-BF-3。美しく染め上がった皮革は、自然なグラデーションも含めて発色がよくて個性的。一方で素材の風合いはややゴワゴワしていて、経年変化でさらにこわばる懸念あり。却下。
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COMPLEX GARDEN

止観、如浄、義淵など高僧の名前を冠したシリーズは、正統派の中に遊び心がある方々に。どれもマチが厚いのと、経年変化で痛みが目立つ店頭在庫が多いのが気になった。却下。

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COACH

日本製にこだわるのをやめて、COACHをチェック。メトロポリタンブリーフ スポーツカーフレザー。機能、質感は良好だが、値段が90k! 高い。5万円くらいが妥当だろう、と思って本国アメリカの値段をチェックしたらやはり495ドル。これは日本で買うものじゃない。却下。

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FUJITAKA(1)

再び日本製品へ回帰。革の品質の良さ、発色の美しさ、精密な仕上がりのFUJITAKA。ナイロン素材と革のコンビのRAVEN、革のみのAは、質感・縫製はいいが、いずれもマチが厚すぎる。このメーカーで他のモデルを探そう。

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FUJITAKA(2)

JADEシリーズ。飽きのこないデザイン、しっかりとした縫製、十分な機能。天然皮革のオーソドックスなものと、クラリーノを使ったカラフルなものの2ラインだが、天然皮革は色使いで面白みに欠ける一方、クラリーノは風合いがイマイチ。決め手に欠ける。

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FUJITAKA(3)

天然皮革とクラリーノといずれも決め手に欠けるJADEシリーズだが、イタリアのリモンタ社製ナイロンと革のコンビを阪急で発見。

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色は、黒、紺とチョコのコンビ、紺とキャメルのコンビの3種類。

内装もしっかりしていて、申し分ない。

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ということで、適度なカジュアル感もあるネイビー×キャメルを購入。消費税込みで45k。

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まとめ

ということで、ちょっと大げさなタイトルを掲げたけど。。。

カジュアル化の進んだビジネスシーンでは鞄の選択肢も数限りなくある。一目惚れ的な出会いで衝動買いするのならともかく、取捨選択するには1ヶ月ほどの時間がかかるというのが実感。

今回はそのくらい時間をかけたので納得行く買い物ができたかなと思う。

ちなみに、4月14日に修理に出した鞄は、約6週間かかって修理が終わった。分解して金具を付け替えて、芯を交換。

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修理受付表に「全体的にご愛用感あり」とかコメントされてしまったけど、鞄っていうのはそうやってメンテナンスしながら長く使っていくものだから、今回買ったのもそういう付き合いができるといいなと思う。