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すべては未来へと時がつながって―スマイルネッサンスvol.16~百岡古宵 生誕企画~

すべては未来へと時がつながって そして
どんなときも笑顔で
あなたと笑いあえるように
同じ時 いつも過ごしたい
あなたと共に描く未来図
光に満ちあふれてる
ドロシーリトルハッピー「未来へ」)

「こよちゃん」こと百岡古宵の15才の誕生日を祝う生誕企画が、AKIBAカルチャーズ劇場で行われた。

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恒例の企画コーナー

お揃いの生誕Tシャツを着たメンバーがステージに登場し、自己紹介。

まずは、ファンからの質問に答えるコーナー。

Q.アイドルネッサンスになって一番楽しかった想い出は?
A.TIFに出たことかな

Q.理想的なおでこの芸能人は?
A.(かなり悩んで)浅田真央さん

Q.昨日、筑波大のイベントに参加して感想は?
A。(大学が)でかい、キレイ、銅像みたいなのがあって感動した

次は、メンバーが本音を語るネッサンス! こよちゃんへの想いを語る動画。

Q.こよちゃんの好きなところ(外見)
A.人形みたいな外見、鼻筋、大きな目、まつげ、綺麗な指、爪、脚
 (「脚」と言った石野理子の脚を映すショットもあり、理子ちゃん精神的にダメージを受けたとしてしばしコメントできず)

Q.百岡古宵をオトすにはどんなセリフで告白する
A.ストレートに言わないと通じない。壁ドン。今宵はお前とずっといたいぜ(by 比嘉奈菜子)

Q.こよちゃんのぶっとんだエピソードは
A.寝てる時の態勢、素っ裸でオロナミンC、タイ遠征のとき素っ裸
 (新井乃亜のスマホに保存されているらしい)

そして、サプライズのコーナーは「コヨイの知らない世界」。

見慣れない「便利グッズ」を出して、使い方を当てさせるという企画だった。虫取り、皮むき器、米とぎ器などが出て来たが、こよちゃんの反応は薄く、一度も「えっ?えっ?えっ?えっ?」を言うことなく終わった。

自らのルーツを示したライブコーナー

メンバーがいったん退出し、ステージに一人残ったこよちゃんが挨拶。

15才は磨き上げる年にしたい。
二つやりたいことがある。
一つ目は、歯の矯正が終ったらではあるけど、サックス演奏。「Music Lovers」の間奏を吹けるくらいになりたい。
二つ目はファッションのことを勉強したい。服だけでなくて、ヘア、メイクをいろいろとできるようになりたい。

目を輝かせて語る彼女の後ろにピアノが運び込まれる。

炭竃智弘さんが招き入れられて、最初はピアノ伴奏のソロから。

曲紹介なく歌い始める。

涙をこらえてた昨日よりも
あなたがいる今日は辛いことも乗りきれる

えっ?えっ?えっ?えっ?

僕は、この歌を、知っている。

5人のドロシーリトルハッピーが、中野サンプラザのワンマンで最後に歌った曲だ。

(参考レポート:誰かにとっちゃきっと青くさくて―ドロシーリトルハッピー@中野サンプラザ - SHARPのアンシャープ日記

あのときの「未来へ」は、直前のMCの居心地の悪さもあって、何の「未来」も見せてくれず、僕の中でトラウマになっていた。

だが、いま目の前で、こよちゃんが歌う「未来へ」は、「希望を持つ」という本来のメッセージを思い出させてくれる。伸びやかな歌声。そして、希望に満ちた表情。

いろいろなわだかまりを全て溶かしてくれるよう。

これこそまさに「名曲ルネッサンス」。

歌を終えて、こよちゃんが語る。

ステップワンを辞めることになったときに
未来も何も見えないみたいな感じになったけど
ドロシーさんの「未来へ」を聞いて
勇気づけられました。

泣けた。歌だけでも泣けたけど、さらに泣けた。

ここでメンバー全員がステージに入ってくる。

「ステップワン時代にB♭(ビーフラット)というユニットに入っていて、そこで歌っていた曲です」

えっ?えっ?えっ?えっ?

そして始まる「Hi So Jump!」。

迷ったり なくしたり
ずっと 頭の中でグルグル
一人じゃない 一人じゃない
キミと一緒によーいドン!!

Hi So Jump!
幕が開いた キミのステージ
拍手と歓声がフレー!フレー!フレー!
(B♭「Hi So Jump!」)

ここAKIBAカルチャーズ劇場で「Hi So Jump!」が歌われるのは、2014年12月にmImi(現パクスプエラ)が歌って以来じゃないかなと思う、僕の知る限り。

(参考レポート:STEP ONE GIRLS LIVE in TOKYO vol.6@AKIBAカルチャーズ劇場 - SHARPのアンシャープ日記)。

ステップワンを辞めて「未来へ」の希望を探っていた百岡古宵は、アイドルネッサンスで自分の輝く場所を見い出した。
そして、いまここにいる。フレー!フレー!フレー!

「最後はこの曲でみんなで盛り上がりましょう!」ということで、まさかの「nerve」。

「ドロシーさんがBiSさんとコラボしているときに知った曲で」という紹介で、ドロシーもカバーしていた曲。ただし、今日のは音源、振付けともにBiSバージョン。

着席が基本ということもあって荒れることもなく、でも最高潮に盛り上った後、「いろんなアイドルさんが「nerve」をやっているけどアイドルネッサンスがやったらどうなるかと思って」と語るこよちゃん。すかさず「そんな興味本意な理由だったんだ?」と鋭く突っ込むりこちゃん。

照れ隠しも交えているであろうこよちゃんの言葉を額面通りに捉えて「興味本位」とだけ受け取る必要はない。

ネットでは表層だけが拡散されがちで、「アイドルネッサンスがnerveを」っていうところだけ取り出すと無用な誤解も生まれそう。

だが、スマイルネッサンスの会場にいる人は、百岡古宵がどういう思いでこの3曲を選んだのか、彼女の言葉を聞いて<文脈>を理解したはず。

スマイルネッサンスの生誕企画は、それぞれのメンバーが自分の<ルーツ>と否応なく向かい合うことになるけど、今日のこよちゃんほどストレートに自分のルーツと向かい合うライブもなかったように思う。

こよちゃんへのプレゼントとして、ビデオメッセージでは、ステップワンの先輩だった現SUPER GiRLS(スパガ)の渡邉幸愛がビデオメッセージで登場。もはや「大ステワン大会」の様相。

最後にこよちゃんが挨拶で締める。

「みなさんに支えられていることに改めて感謝しています。朝早くそして夜遅くにも送り迎えをしてくれる家族がいるから活動できている」と涙を浮かべながらの言葉に心を打たれる。


ということで、スマイルネッサンスvol.16 百岡古宵 生誕企画は終了。


彼女自身、ステップワンでのB♭の活動を経て、いまSMAでアイドルネッサンスとして輝いているというルーツをしっかりと見せてくれた。そして、僕自身にとってもなぜいまアイドルネッサンスに惹かれているのかを気付かせてもくれた。

前半の「ぶっ飛んだエピソード」では、「こよちゃんと言えば素っ裸」という言葉が何度も飛び交ったけれども、隠し立てをせずに自分自身をさらけ出せるところが、彼女の強さなんだろうと思わずにはいられなかった。

こよちゃん、「未来へ」という楽曲の素晴らしさを改めて教えてくれてありがとう。

最高のスマイルネッサンスになったよ。まりるー!

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(セットリスト)

1 * 未来へ / ドロシーリトルハッピー
2 Hi So Jump!/ B♭
3 nerve / BiS
(*ソロ、p:炭竈智弘)

(補足)白戸佳奈 meets 百岡古宵

去年の@JAM EXPOで、イベントのMCを務めた白戸佳奈が、アイドルネッサンスを紹介する場面があった。

ステップワンの偉大な先輩と一緒に、再びアイドルとして同じステージに立った百岡。

彼女にとってもこの邂逅はひときわ感慨深いものであったことは、その時の様子を記録した動画からも明らかだ。



~仙台の絆~百岡古宵【Dorothy Little Happy KANAさんとの思い出8.29】アイドルネッサンス

このとき、白戸佳奈は、百岡古宵について、「地元が一緒なんで。仙台なんですよ」と紹介している(正確には百岡は盛岡)。

ここで、僕はドロシー佳奈ちゃんの揚げ足を取るつもりは全然ない。

ステップワンに大勢の後輩がいた中、誰が仙台で誰が盛岡で誰が山形で…なんていちいち覚えていられなくて当然だろう。

裏を返せば、ステワンの中核的存在である白戸佳奈による認知度がその程度であった百岡古宵を、SMAはよく「見つけた」ものだと改めて思う。

それで「未来へと時が繋がっ」たのだから。