ねぇ ここで君と踊ってたいなんて―リリカルスクール・小松ひなが卒業を発表

ねぇ ここで君と笑ってないなんて
ねぇ ここで君と踊ってたいなんて
リリカルスクール「ワンダーグラウンド」)

今日、リリカルスクールの小松ひなが卒業を発表した。

この度、私 hinaは12月にlyrical schoolを卒業します。

1月から留学し帰国後には就職活動に励みたいという急な気持ちの変化があり卒業を決断しました。

加入から約2年半、皆さんに応援して頂いていたこと心から感謝しています。

唐突な発表にはなってしまいましたが、卒業までの残りの時間も応援よろしくお願い致します!

小松ひなlyricalschool.com

小松ひなは、2013年の追加メンバーのオーディションを勝ち抜いた。当時16才の高校一年生。オーディションに勝って、福島から上京してリリスクの最年少メンバーとして活動していた。

その彼女も来年は二十歳。

文字通り、貴重な青春時代をリリスクの活動に捧げた、と言ってもよい。

そして、二年半の活動を経て、節目となる年齢で、自身の未来を見つめる時期でもあるだろう。



リリスクは、昨年発売したシングル「PRIDE」ではオリコンウィークリー9位、そして今年は全国ツアーを敢行し、ファイナルのZepp DiverCityのワンマンでは2000人を超える動員に成功した。また、個人では昨年から今年にかけて、水着のグラビアにも挑戦していた。


彼女がこうしたリリスクの活動成果をどう受け止めているのか、現時点では分からない。また、この先、リリスクがどうなっていくのか、誰にも分からない。

だが、ファンは、アイドルの将来を縛ることはできない。留学して就職活動に励みたいというのは彼女なりに考えた末の決断なのだから、それを尊重して応援することが唯一できることだろうと思う。


パーティーはいつかは終わる。

リリスクの最新シングル「ワンダーグラウンド」は、そんな宴の最中にあって、終わってほしくない時間を歌っている。



lyrical school “ワンダーグラウンド”MV - YouTube

ねぇ ここで君と笑ってないなんて
ねぇ ここで君と踊ってたいなんて
リリカルスクール「ワンダーグラウンド」)

繰り返されるこのサビの終盤には「駄目かな」というセリフが追加される。それはやがて終わることが分っているからこそ、発せられている言葉だ。

7月のツアーファイナルでは、前後をショートフィルムで挟みこみ、楽しい時間が「一夜限りのうたかたの夢」であることが強調されていた。



来るべきものが来る、その覚悟はできている、だから最後の瞬間を楽しみたい。

そんな気持ちで、12月の卒業公演にはぜひ足を運びたいと思う。