いつもキミだけ「好きだ」―つりビット「つりの恩返しvol.4~今度は原宿を釣り上げます~」@原宿アストロホール

ボクの頭と興味は
キミのことだらけ
そう届けたい いま、大スキ
と言えない
(つりビット「恋のマジカルスイーツ~あなたの恋を叶えます」)

9月12日に始まったつりビットの東名阪ツアーのファイナルにして、4回目のワンマンとなる「つりの恩返し vol.4」。去年は表参道GROUND、今年の春は渋谷のduo Music Exchangeだったが、今回は初めて原宿アストロホールでの開催。

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花束もたくさん。
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オープニングアクトはファーストきすぽ

オープニングアクトとして、事務所の後輩になるファーストきすぽが登場すると、いや、登場する前からコールが起きるなど、会場前方を中心に早くも盛り上がり。

日比谷公園でのワンマンと同様「ロマンティックあげるよ」で始まり、つりビットのカバーで「恋愛戦線異常あり」を続けて歌う。

堂々としたパフォーマンスに加えて、ゆりんとめいかのMCも安定していて楽しい。

最後はその二人による「愛・おぼえていますか」。ダンスとボーカルの掛け合いの息もぴったり。オープニングアクトとしては十分すぎるほどの盛り上がり。

(セットリスト)

1 ロマンティックあげるよ
2 恋愛戦線異常あり
3 愛・おぼえていますか(ゆりんとめいか)

つりビット登場

今日から導入された「Overture」。4つ打ちのダンスミュージックに乗って、つりビットメンバーが一人ずつ登場。ちょっとTPDを彷彿とさせる。DJがメンバーの名前を呼ぶようなパートもあるんだけど、最後のなっちゃんときに、片言の日本語風に「カツオだよカツオだよ」ってコールしていて、なんともクール。

最初の曲は、「スタートダッシュ!」。タイトル通り、冒頭から全力での盛り上がり。そしてメドレーで繋がって「はじめのキモチ」へ。

MCの自己紹介。「今日は成長したつりビットを見て欲しいと思います」と。続いて「レモン海岸」。そして、なっちゃんの「次の曲はつりビットがかっこつけます」のフリに続いて「釣り銭はいらねぇぜ」。かっこよすぎ。

「釣りパーティー」の前には、サビで「オッケー!」を入れるコールの練習。こういうのがあると、会場に一体感が生まれる。楽しい。

「おさかなソング」から、メドレー風になっちゃんセンターの「FISH ISLAND」、そしてさくちんセンターの「Go! Go!! Fishing」へ。

ここでサインボールを投げたり、釣り竿にぬいぐるみを付けてキャストしたりと、ファンサービス。そして、魚とか釣りを歌わせたら、つりビットが一番だな。

そしてさくちんソロの「アイツのひざだっこ」。さくちんが「私の好きなマンガ・アニメ・プロレス・スーパー戦隊の要素を取り入れた」と曲紹介、そして間奏で必殺ラリアットをかますんだけど、ここでもあらかじめ簡単に説明してから本番へ。ラリアットは、なんと5連続。

メンバー5人が揃って、MC。大阪の551のCMから生まれた「つりビットがあるときー」「ウェ―イ!」「つりビットがないとき」「ショボーン」を何度かやって盛り上がる。つりビットのMC楽し過ぎでしょ。

この551オマージュのコールアンドレスポンスで盛り上がってからの、「恋のマジカルスイーツ〜あなたの恋を叶えます」。

なっちゃんが間奏のセリフ「好きだ♡」をちゃんと囁くように言ってくれるか注目していたんだけど、そこはなんとちゃんあやが。「すきだ(棒)」って感じだったけれど、幸せ感半端ない。

そして、早くも最後の曲ということで、メンバーから改めて「騒いだりしないで、歌詞をよく聞いて、情景を思い浮かべながら聞いてください」という曲フリに続いて、「潮風日記」。

聞いてたらなんだか泣けてきたよ。演劇風なダンスもストーリーを感じさせた。松田聖子の「セイシェルの夕陽」を思い出しながら、聴いていた。


松田聖子 セイシェルの夕陽 (1985) - YouTube

松田聖子は昭和のアイドルの代表格だけど、今日のワンマンを観ていたら、いつの日かつりビットが平成のアイドルの代表格になるんじゃないかという気がしてきた。

ライブの最後に今日初披露のバラードを持ってくるなんて、ホントに凄いと思う。

アンコールと告知

「つーった魚に餌をやれ!それ!」とファンがアンコールを発動。登場したメンバーは「バニラな空」から「ラムネ色のスケッチ」と良曲を惜しみなく連発。

告知では、10月から「俺得だよ!全員集合!」の2マンをここ原宿アストロホールで開催することと、初回の10月24日がアイドルネッサンスとの2マンになるということを発表。このときのつりビットメンバー、「17才」のダンスとか踊っていてかわいかった。

TIF2015の台風の目は「ルネビット」だったと思っているけど、あの共演、あのコラボレーション再び、だな。

そして、12月16日には7枚目の新曲が発売され、リリイベも近いうちに始まると予告された。これは楽しみ。

そして最後を締めくくるのは「真夏の天体観測」。館内が一つになるどころか、盛り上がり過ぎてフロアが揺れるんじゃないかというくらいの熱量。

ここでメンバーが手をつないで「ありがとうございました!」と述べて退場。「以上で本日の公演は終了しました」というアナウンスも入り、客電も点灯するが、ツアーファイナルということもあって、ファンは「まだまだお腹が空いてるぞ!」と、ダブルアンコールを発動。

登場したメンバーは「まさかダブルアンコールをもらえるとは」と感動した様子を見せ、手には箱に入ったサインボール。どんどん投げて行く。

僕もみーちゃんのものを手に入れることができた(ありがとうございます!)

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そして、「アンコールはまさかのこの曲です」という曲フリに続いて「ズキズキ物語〜恋のハロウィン大作戦〜」。

「マジカルスイーツ」と「ズキズキ」が同時に聴けるなんて、盆と正月が一緒に来たようだ、というくらい良質なポップスとしては双璧。

間奏のセリフパートでは、なっちゃんが「ダブルアンコールについてどう思いますか?」とアドリブで聞くと、あゆたんが「ずっとつりビットでいたいと思った」とこれまたアドリブでエモい返し。

最後にもう一度手をつないだメンバーが「ありがとうございました!」と挨拶。東名阪ツアーは大成功でファイナルを迎えた。

成長したつりビット

10月以降は、「俺得だよ!全員集合!」の2マンがここで始まる。ワンマンでここまで満員なんだから2マンになったら、間違いなくチケット入手は難しくなるだろう。まして最初がアイドルネッサンス。これは何としてもチケットを確保しないと、だ。

つりビットの魚探倶楽部の有料会員になっているので、先行で申し込みはできそうだけど、油断は大敵。

ということで、今日のつりビットは、成長した姿を見せつけてくれたし、そこかしこに余裕と自信が滲んでいた。もちろん、初々しさとか謙虚さは失っていないけれど、ライブを自分達でも楽しみながら、ときにお客さんに「指導」を入れつつ盛り上げる様子には、頼もしさを感じた。

特典会ではメンバーと一通り話したんだけど、印象的だったのは、さくちんに「もうつりビットに一生捧げてもいいよ〜」って言ったら、真面目な顔でまっすぐに目を覗き込むようして「あのね、さくも、そう思ってるんだ」って言ってくれたこと。これはうれしいし、いつもキミだけ「好きだ」だし、つりビットお寿司か、いや、推すしか!。

(セットリスト)

0 Overture
1 スタートダッシュ!
2 はじめのキモチ
3 レモン海岸
4 釣り銭はいらねぇぜ
5 釣りパーティー
6 おさかなソング
7 FISH ISLAND
8 Go! Go!! Fishing
9 アイツのひざだっこ
10 恋のマジカルスイーツ〜あなたの恋を叶えます
11 潮風日記

(アンコール)
en1 バニラな空
en2 ラムネ色のスケッチ
en3 真夏の天体観測

(ダブルアンコール)
en4 ズキズキ物語〜恋のハロウィン大作戦〜