若いってすばらしい―アイドルネッサンス「アキバで想い出トラベルネッサンスvol.4」@AKIBAカルチャーズ劇場

涙さえすぐにかわく
若いってすばらしい
(槇みちる「若いってすばらしい」)

アイドルネッサンスAKIBAカルチャーズ劇場での定期公演。

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最近ソールドアウト続きで、membersでも100番台半ばが当たり前。そんな中、久しぶりに30番台という良番が来た。2列目中央上手寄りで鑑賞。

前半~「想い出スイッチオン!」

オープニングは1966年の「若いってすばらしい」。眩しい。これが若さか。2列目とか久しぶりだけど、近くで見るとこんなに眩しいのかと改めて思う。

そして「若いってすばらしい」。自分が生まれる前の曲でも知っている曲はけっこうあるのに、これは知らなかった。でも、今のアイドルネッサンスが「若いってすばらしい」と歌うのを見ていると、「ホントそうだよ!」と言いたくなる。

続いて、原田真二の「タイム・トラベル」。

原作の曲の素晴らしさをさらに増幅するようなダンスとコーラスワーク。そして、ワンフレーズ歌うだけで、文字通りトラベルに誘う石野理子のボーカル。

ここで、楽曲とグループの紹介を宮本茉凜から。すらすらと立て板に水を流すようなMCはもはや盤石。
そして、一人ずつ自己紹介。今日は「トラベル」をテーマに。

新井乃亜:小さいときにオーストラリアに家族旅行に行ったら、知らない人の部屋でくつろいでいた。
比嘉奈菜子:「たびを履いて、ふたたび、たびに出るー!」「(いってらっしゃい)ジャーニー!」
南端まいな:旅行に行くときに愛猫ゴロウを置いていくので、いつか猫が乗れる猫電車を作りたい。
石野理子:宇宙旅行に行って、遠くの星を日本に持ち帰るのが夢。
百岡古宵:子供の頃旅行で泊まった宿で、廊下からの声が怖くて眠れず、朝起きたら目が腫れてて「お岩さん」って言われた。
宮本茉凜:いつか大好きなアイドルさんと旅行に行きたい。
橋本佳奈:ユニオンジャックが大好きだけど、行きたい国はスイス。

そこから「あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう」「BANZAI」「女の子は泣かない」。楽曲の雰囲気は違うけれども、若いってすばらしいと思わされる。

あの頃に想い出フォーカス

想い出ヴォイスマンの軽妙な進行で「若いってすばらしい」の1966年にフォーカス。

この年は丙午で「この年に生まれた女性は結婚したら旦那の命を縮めると信じられていた」という説明がヴォイスマンからされると、理子ちゃんが「私みたいですね。ネガティブだし、メンバーからも面倒くさがられるし」と自虐モード発動。

続いてこの年の流行語「新三種の神器」が何かを当てるクイズ。まいなちゃんが「社会で習った!」と自信ありげに言って「電子レンジ!洗濯機!あとテレビ!」。惜しい(正解は冷蔵庫、洗濯機、白黒テレビ)。

メンバーそれぞれの三種の神器について、かなぼんが「フェスの三種の神器は、冷たい飲み物を入れる水筒、温かい飲み物を入れる水筒、ケータリングを持ち帰るタッパー」と言っていたのさすがのエコガールだったし、こよちゃんが「オシャレの三種の神器は、靴、バッグ、セットアップ!」と自信満々で言った瞬間に、茉凜が「セットアップって…意味違うんじゃない?」とすかさず突っ込んでいたの笑えた。

まいなちゃんの「ゴロウとお散歩に行くとしたらの三種の神器は、持ち帰りバッグとごはんとお水」とか、りこぽんの「絵を描くときの三種の神器は、想像力・表現力・迫力の3パワー!」。

うん、迫力は大事だよね。
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あとは「ビートルズ来日」については、理子ちゃんが「台風が来たんですよね、ビートルズ台風」と言っていたのと、知っている曲を聞かれたメンバーの中で唯一古宵ちゃんが「Let it be」を歌ったのが印象的だった。

「こまっちゃうな」(山本リンダ)に絡めて困っちゃうエピソードを披露したのは、橋本佳奈ちゃん。寝室にセミが入っていたのを見つけたお母さんが、佳奈ちゃんの弟に「2000円あげるからなんとかしてー!」と言った話。

「シュワッチ」(ウルトラマン)に絡めては、あらちゃんが「あの、電車に乗って、ここで下りないと大変なことになるっていう乗り換え駅ってありますよね。で、先日、その電車に乗っていたときに、寝てたんですよ。私、よく電車で寝るんですけど…」と、お得意の漫談風スタイルでトークを繰り広げ始める。先の見えない展開に思わずりこちゃんが「ねえ?シュワッチまであとどれくらい?」ってツッコんで笑いを誘う。一瞬困った顔を見せたあらちゃんだったが、話をまとめに行く。「で、寝ていたのに、その駅についた瞬間に目が覚めて、シュワッチ!って感じ。わかります?このシュワッチ感?!」

お、おう…

最後は「しあわせだなぁ」(加山雄三)の台詞を、まりんとなっこがヴォイスマンに無茶振りされて言わされるという展開。まりんちゃん頑張ったのになぜかヴォイスマンからダメ出しっぽい反応だったのカワイソス。。。

後半~名曲ジュークボックス

名曲ジュークボックスは、ファンからのリクエストに応えるコーナーで、今日は「初恋」「シャングリラ」「17才」。

「シャングリラ」大好きマンの僕への私信キター!! この曲のあらちゃんのダンスとボーカル本当に大好きなんだよね。
そして、「初恋」とか久しぶりに聴いた。切なさがアップしている。

最後に「夏の決心」を歌うとアンコールが起きて、これまた久しぶりの「エアプレイン」。小西康陽のシニカルな楽曲とアイドルネッサンスの熱いパフォーマンスは必ずしもマッチしていないと思うけれど、それでも「エアプレイン」のちょっと無機質なダンスって見ていて楽しいんだよね。

ワンマンや大阪遠征の告知を行って「ドカン行進曲(己編)」。イントロで茉凜がセンターに来たときのフォーメーションだけで、どよめきが起こった。

特典会

特典会の並び順について、あらちゃんから「お風呂の温度の低い順」という説明があり、一番低いのはまいな、そして高いのはなっこ。あらちゃんが「なっこのお湯の温度は…47度です(ニヤリ)」と言って、お客さんがどよめいた瞬間に間髪入れず「それでは特典会はじめールネッサーンス!!」とブチ込んできたセンス、本当に最高だった。

どのメンバーとも楽しく話せたけど、前髪を切った石野理子ちゃんとの会話。

僕「前髪切ってかわいくなりましたね」
理「やめてください!」
僕「え、超かわいく…」
理「(両手で前髪を押さえつけて)ぜんっぜん違います!もうこの話題は終わりにしましょう!」
僕「えっと…じゃあ…」
(剥がし)

「前髪を少し切りすぎた君と 少しだけ空気の読めない僕が 会話すれ違って剥がされていく」って感じに書くとなんか文学的だし、大江千里にもそんな曲があったような気がしてくるし、アイドルネッサンスにもカバーしてほしい。たぶん気のせいだけど。

満員御礼のアナウンスこそなかったけれども、早々と特典券が枯れ、なおかつ時間内に特典会が終わらない見込みになったため、お見送り希望者の一部は次回以降に持ち越しという事態になった。

最後の締めは「特典会おわーるネッサーンス!」「明日の大阪に絶対ついてくるネッサーンス!」(石野理子)、「いやー、それは厳しいから、大阪に来られる人は来るネッサーンス」(新井乃亜)。


今日は、新曲の披露は1曲止まり。また、セトリには最近のリリイベや対バンではやっていていないレアな曲や久しぶりな曲を入れて来ていて、早くも10月4日の恵比寿ガーデンルームでもワンマンを見据えた準備を着々としているのかなあと漠然と感じた。ワンマンのチケット手に入るといいなあ。。。(切実)