ギュウ農フェスvol.4@新宿スタジオアルタ(さんみゅ~、アイドルネッサンス)

電撃ネットワークギュウゾウが率いるイベント・ギュウ農フェス。そのvol.4が新宿のスタジオアルタで開催された。

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アイドルネッサンスは、ある意味で伝説となったあの羽田空港でのvol.2に続く出演。前回は、BiSH、おやすみホログラム、T!P、ゆるめるモ!、妄想キャリブレーションという、これまたある意味で凄い傾向のある出演者の中での登場。

そんな錚々たる出演者やファンのいるところで、これだけ凄いパフォーマンスを見せられるのが、またアイドルネッサンスの実力だと思うし、ファン層の嗜好を考えて練りに練ったセトリも効果的だった。


~PTA/BANZAI/夜明け/ドカン/手/ガリレオ~【6.14 ギュウ農フェス Vol.2 ライブダイジェスト映像】アイドルネッサンス - YouTube

今回は、ギュウゾウさんが「純白対決」と命名したさんみゅ~とアイドルネッサンスの2マンライブ。


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「笑っていいとも」の聖地だったアルタということもあって、ギュウゾウさん、前説のトークからノリノリ、キレキレ。拍手からの「チャッ!チャッチャッチャ!」を決めたり、観客に「いいとも!」と言わせたり、しまいには「友達の輪っ!」をやらせる始末。想い出ルネッサンスな感じ。いい意味で。ちなみに、この日のステージの様子は、8月にアルタのスクリーンで数百回流れるとか。

冒頭の「ゲーム」と題されたパートでは、ギュウゾウの出身地である栃木県の水やお豆腐を紹介したり、ゆるキャラが登場したり、豆腐の利き味対決をさんみゅ~とアイドルネッサンスでやったり。アシスタントとして、とちおとめ25も登場。

このときのギュウゾウさんの進行が、何ともTVのバラエティっぽくて、反射神経とインパクトが求められるテンポだったんだけど、ユニットとしては先輩のさんみゅ~の方が一枚上手。そんな中、こよちゃんとまりんの二人が頑張って食らいついていく姿が頼もしかった。

ここからは2マンライブの始まり。双方とも持ち時間はがっつり50分。これは満足度高い。



先攻はさんみゅ~。

いわゆる「沸き曲」とは対極にあるような、80年代の王道アイドルソングの系譜にあるような楽曲群。岡田有希子の「ファースト・デイト」のカバーを入れたりしつつ、さんみゅ~の世界観を崩すことなく歌い切る。

双方のファンも平和な雰囲気の中に熱さを秘めていて、アイドルネッサンス目当ても僕も、ときにクラップを入れたり、ときにコールを入れたりしながら楽しめた。

暑い夏に清涼感のあるステージ、という印象。純白の衣装だけじゃなく、メンバーの佇まいにも品格が感じられる。そして、メンバーの中では野田真実ちゃんが気になった。


後攻はアイドルネッサンス

1曲目は大瀧詠一カバーの「Happy Endで始めよう」。

アイドルネッサンスの持ち歌の中では、一番ゆったりした部類に入るナンバー。まださんみゅ~の曲が続いているのか?と思わせるような雰囲気で、これまた相手のファンの嗜好をしっかりと考えたセトリだと思う。

2曲目は、 片平里菜のカバーで「女の子は泣かない」。これもアイドルネッサンスの中ではもっとも女性らしさが前面に出ている曲。そもそも女性が主人公になっている曲が少ないのだけれど。

最新シングルの「YOU」では、サビで指さし。これ、アイドルネッサンスメンバ-は、意識的に後方や側方に向けて、自分達のファン以外に結構指していたように見えた。こういう風に会場中を巻き込むと、どこにいても、アウェイにはならず、一瞬でホームになると思う。

最初のMCは自己紹介。なっこのダジャレ、まいにゃの今日の色の定番ネタに加えて、「さんみゅ~さんとの共演ということで、もう鼻血出そうですよ~!!」というまりんのMC。2マンのときって、こういうの凄く大事だよね。自分が逆のアイドルのファンだったらどう思うか?って考えると、好感度アップする。

そして、昨日のコンテストで決まった「TIFメインステージ出演」のお礼も。僕は、昨日のチケットは取れず在宅での応援だったのだけれど、今日こうしてこの場でメンバーの口から直接お礼の言葉を聞けて、凄くうれしい気分になる。

そして、ライブは中盤へ。ここから5曲連続。

「Good day Sunshine」、「恋する感覚」と、「YOU」のカップリング曲の連発で、安定した得意なパフォーマンスを見せる。「Good day Sunshine」の振付けの「クルクルクル・パン」とか楽し過ぎる!

続きで何が来るか?とわくわくしていると、ここから一気にエモーショナルなアイドスネッサンスへ。

フジファブリック「夜明けのBEAT」、サンボマスターの「ミラクルをキミとおこしたいんです」。この曲では、「ハイハイハイハイ!」のコールで文字通り会場が一つになる。

そして、アイドスネッサンスのデビュー曲「17才」を歌うと、クラップとコールで会場の盛り上がりは最高潮へ。

MCでは、定期ライブやフェス出演、新曲「夏の決心」リリース、関東でのリリイベなどの告知をしっかりと行い、最後にその「夏の決心」を披露。

今日は、新たな試みということで、なっこがサビの振付けのレクチャーを。「ワクワクワク、パー×2、トントントントン・トントントントン」というのを会場中のファンを相手に行う。

「夏の決心」が始めると、アイドルネッサンスファンもさんみゅ~ファンも関係なく、会場中で一緒にフリコピ。これは楽しい!!

最後、さんみゅ~とアイドルネッサンスギュウゾウさんがステージに集まり記念撮影。ギュウゾウさんがジョークでサソリを出したとたん、メンバーが逃げ惑っていたんだけど、新井乃亜ちゃんがガチで怖がっていたのを見逃さなかった。

今回のギュウ農フェスvol.4は、さんみゅ~とアイドルネッサンスの2マンという企画の勝利。この2組自体のパフォーマンスの相性がいいのもあるけど、ファンも含めて会場全体が平和な中に熱いものを秘めていた。もちろんジャンプなどの禁止行為や迷惑行為もなく、僕にとっては理想的な現場。これはギュウゾウさんナイスブッキング、と言わざるを得ない。

楽しい2マンだった。

(セトリ)

1 Happy Endで始めよう
2 女の子は泣かない
3 YOU
MC
4 Good day Sunshine
5 恋する感覚
6 夜明けのBEAT
7 ミラクルをキミとおこしたいんです
8 17才
MC
9 夏の決心