GIRL’S NATURAL LIVE~つりビット×TPD DASH‼︎~@AKIBAカルチャーズ劇場

AKIBAカルチャーズ劇場につりビットとTPD DASH‼︎の2マンライブを観に行った。

つりビットの「GIRL’S NATURAL LIVE」への出演は前回からっと☆との2マンに続いて2度目。TPD DASH‼︎は初。

前回は清涼感ある5人組ユニット同士の共演で似たようなテイストだったが、今回はダンス主力のDASH‼︎と総合力で魅せるつりビットの異色対決。

開演時間になると、つりビットメンバー5人とTPD DASH‼︎メンバー7人がステージに登壇。

両ユニットを代表して、つりビットのリーダーの長谷川瑞が、挨拶と前説を述べる。

「…このGIRL’S NATURAL LIVEは、清純派アイドルが…」と言ったところで、会場から「えー?!」とガヤ。これ前回と同じ展開。すかさず竹内夏紀が「なんでえーっなんですか? 清純派ですよ? ハイ」と割って入る。なっちゃんのツッコミ芸、完璧だな。みーちゃんがMCを続行。

つりビットは全身金の衣装。一方のTPD DASH‼︎は銀のシャツにパステルカラーのスカート。安藤咲桜が「衣装が金と銀だね」とコメント。

ノンストップで魅せたTPD DASH‼︎

先攻はTPD DASH‼︎

本件TPDのダンスサミットと同じく、オープニングは「WE ARE TPD DASH‼︎」のリズムに乗せて一人ずつソロダンスを踊りながら登場。

ファンの人が8文字コールを入れていたけれど、よく聞き取れなかった。「キレキレダンスの」とか「超絶綺麗な」とか叫びたくなったけど。

ここからノンストップでDASH‼︎オリジナルの楽曲と、「おちゃめなジュリエット」や「十代に罪はない」などの本家TPDの代表曲を織り交ぜながらライブが進む。

本家のダンスサミットはあまりに完成度が高くて隙がないので、僕にとっては「推す」とかいう次元を超えているんだけど、DASH‼︎の方は、高いレベルの中に未完成な部分も適度に残っていてると感じた。そこが伸び代ということになるんだけど、成長するのを見届ける楽しみを感じた。

どのメンバーも端正なアイドル性を持っていたけれども、僕の目から見て、センターのキッド咲麗花のダンスのキレは突出しているように見えた。それがまだ未成熟な肢体から繰り出されるというギャップにも撃ち抜かれた。そして「GIRL’S NATURAL LIVE」と発音したときの美しさにもやられた。

ということで、ほとんどユニット全体の感想になっていないけれども、TPDのバックダンサーではなく、単独でもワンマンをやるまでに成長したDASH‼︎のステージは、初々しくも眩しいの一言しかないものだった。

9曲ノンストップっていうのも本家譲りのパワフルなパフォーマンス。

(セットリスト)

1 WE ARE TPD DASH!!
2 どんがらがっちゃん!大行進
3 WAKE ME UP!!
4 Romanticに背のびして
5 おちゃめなジュリエット
6 カチンときちゃう!
7 十代に罪はない
8 史上最大の誘惑
9 ビバ!ケ・セラ・セラ

抜群の安定感のつりビット

後攻はつりビット。

金色のゴージャスな衣装に身を包み、ホーンのイントロで新曲「釣り銭はいらねぇぜ」でステージを始める。

曲想に合わせて、笑顔は見せず、ひたすら射抜くような鋭い視線を客席に向ける。

日比谷公園小音楽堂のワンマンで相当自信をつけたと思わせるような貫禄のパフォーマンス。小西杏優と竹内夏紀の2人がキレのあるダンスを見せていて、DASH‼︎にも劣らない表現力。センターに鎮座する聞間彩の存在感も眩しいくらい。

そこから、「この勝負勝ちに行く」という歌詞があったり、ファンから「オレモー!」コールが入ったりと、対バンで盛り上がる「恋愛戦線異常あり」へ。

振り付けでは、メンバーがファンを撃ち抜くようなところがあるが、もうあちこちで撃ち抜いて釣り上げるような楽しい雰囲気。この振り幅の大きさはつりビットの本領発揮という感じ。

自己紹介を挟んで配信デビュー曲「スタートダッシュ!」、 最新シングルの「負けないガッツ」と、良曲で畳み掛ける。

8月5日の「釣り銭はいらねぇぜ」のリリースと特典会の告知をしっかりとして、最後はCDデビュー曲「真夏の天体観測」。

こういう2マンでもいまや何の不安もないし、むしろどんな客層であっても臆することなくパフォーマンスができて、しっかりと会場を盛り上げられるまでに、いまのつりビットは成長したと思う。頼もしい限り。

できれば、あとわちゃわちゃしたMCを聞かせてくれると完璧だったが、短い持ち時間の中では5曲歌うのが精一杯なので、やむを得ないかな。

最後に両メンバーがステージに一緒に立って感想を述べ合ったりするとなおいいんだけど、時間の関係かそれもなし。AKIBAカルチャーズに今後検討してほしいポイント。

でも、いいライブが見られて良かった。


(セットリスト)

1 釣り銭はいらねぇぜ
2 恋愛戦線異常あり
3 スタートダッシュ!
4 負けないガッツ
5 真夏の天体観測

特典会は美人スタッフ対決?

つりビットとTPDと言えば、僕の中ででは運営がしっかりしているところで3本の指に入る(あと一つはアイドルネッサンス)。そして、両方とも美人スタッフがいることで、僕の中では有名。

その対決ではあったのだけれど、つりビットの方は、CDを予約して全員握手の券をゲット。その勢いで、餃子さんと無銭で話せたので、やっぱり最高だとったし、TPD DASH‼︎の方も、名前は存じ上げないけど、一部で「生駒ちゃん」と言われるかわいいスタッフさんと話せて、甲乙つけがたい至福なひととき。

…ってなんの話だっけ?

TPD DASH‼︎は、ワンマンのチケットを買うと、サイン入り生写真がもらえるということで、やっぱり行ってしまった。

そばかす大好きなので、メイクを落として、私服に着替えたキッド咲麗花ちゃんは、めちゃくちゃかわいかった。清純派ナンバーワン(当社比)。

ということで、つりビットの応援にいったつもりが、まんまとDASH‼︎のワンマンチケットを買っているということで、2マンに行くときは気を付けたいと思う。