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プリンスアイスワールド2015@新横浜スケートセンター

プリンスアイスワールド2015を観に新横浜スケートセンターに行った。

フィギュアスケートに関してはずっと「在宅」で「現場」に観覧に行くのは今日が初めて。

横浜駅から徒歩10分弱といったところ。外気温が25度を超えるくらいの好天。会場近くには大勢の人だかりが出来ていて、入り口に入ると大きな看板がかかっている。

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本日の出演者は、プリンスアイスワールドチーム・荒川静香本田武史太田由希奈。ゲスト・鈴木明子織田信成町田樹村上佳菜子無良崇人、本郷理華、宇野昌麿。

と公式発表されたが、看板の右上に告知されているように村上佳菜子は怪我のため欠場とのこと。残念。

僕のチケットは午前11時スタートの回。

入場すると、スケートリンクからの冷気のおかげで涼しい。「東2階1列」という座席であったが、1階は実質的にリンク上の「0階」みたいなところで、2階といっても良く見える席だった。

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前半(第一部)

「プリンスアイスワールドチーム」が大勢でリンクに登場し、ミュージカルのように踊る。リンクの中央に大きなハートの舞台装置が置かれているが、それを回したり、移動したりという演出も。

ソロの演技を挟んで、大型自動車のような装置を持ち込んで踊る曲では、最前席の観客から二人を選んで座席に座らせ、リンクを滑らせるという場面があった。これ選ばれた人はテンション上がるだろうな。

ソロで印象に残ったのは、本田武史の緩急あるターンで「ザザッ」っと氷を削る音がセクシーだったのと、宇野昌磨がとにかくかわいかったのと、マイケル・ジャクソンの「スリラー」を踊った本郷理華の演技が想像以上にお茶目だったところ。

特に本田武史のソロは、曲と演技がシンクロして、息が長く緩やかに上っていって、波が押し寄せるところで、ザザッと大胆にターンを決めていた。思わず彼のリズムに身を委ねたくなるうような催眠術にかかったような感覚があり、ダンスの快楽感が凄かった。

全部で一時間くらいで前半終了。想像以上に近くで演技が見られてここまででも満足。

後半(第二部)

20分の休憩を挟んで後半へ。

リンクへの出入り口にネオンサインで「CINEMA」の文字が浮かび上がる。

ニューシネマパラダイス」のテーマが流れ、トトのような帽子をかぶった男性が自転車(の前輪)に乗って登場する。

リンクを一周し、続いて大勢のプリンスアイスワールドチームが登場し、古今の名画の場面を彷彿とする演技を見せる。

ソロでは、織田信成が登場、黒ずくめの衣装にマントに赤いライトセイバー。「ダースベイダーのテーマ」で会場を沸かせるエンタテイメントっぷり。

女子では、鈴木明子が安定感あるの演技を見せ、トリで登場した荒川静香が女王の風格を見せつけつつ、要所にイナバウアーを入れて、僕のような現場初心者にも分かりやすいプログラムになっていた。

しかし、最も印象に残ったのは圧倒的に町田樹

バレリーナの貴公子のような格好で登場した彼は、リンクに登場した瞬間から、もう別格のオーラを纏っていて、ダンスはスムーズ、ジャンプは完璧。

「演技」を見ているというよりは、何か神が乗り移って「天上の世界」を見せてくれるような雰囲気。息を飲んで見とれていた観客は、終盤でスタンディングオベーション。僕も自然に立ち上がって全力で拍手していた。

演技開始と演技終了のときの止めポーズを遠くから照明が照らしていたが、静止する本人と長く伸びる影のコンビネーションでさえ神がかっていて、その瞬間の絵でさえ、芸術作品の一つのように見えた。

フィナーレは、「ボレロ」に合わせてプリンスアイスワールドチームが踊るところから、オールキャストが登場し、リンクを隅から隅まで回るサービスっぷり。退場後にカーテンコールもあり。

全体を通して観て

終演後には「ふれあいタイム」というのがあった。もちろん、僕はそこまではしなかったけれども、ファンとして気持ちを伝えたいというのはよく理解できるので、そういう機会が用意されているのはいいと思った。

競技でなくても、ここまで素晴らしいものを見せてくれるのであれば、わざわざ足を運ぶ価値はあると思える内容。

ミュージカルのように全体を貫くストーリー性があるとさらにいいなと思ったけれども、ある種の「ガラ・コンサート」のようなもので、名場面をピックアップしたものだと割り切れば、これはこれでバラエティに富んでいていいのかもしれない。

S席9000円というお値段は劇団四季のミュージカル並の価格ではあるけれども、ゴールドメダリストも含めてこれだけ有名なスケーターが出演する興行であると考えると、リーズナブルなんじゃないかと個人的には感じた。