ゆっふぃーこと寺嶋由芙が、東大アイドル研に招かれてステージを披露した。
赤系のタータンチェックの衣装で姿を見せたゆっふぃーはどこからどう見ても真面目なアイドル。リハーサルで「カンパニュラの憂鬱」を半分くらい歌って、いったん舞台袖に引っ込む。
猫耳と猫しっぽをつけて改めて登場したゆっふぃーは、「ぜんぜん」と「ライク・ア・ヴァージン」を立て続けに披露。
観客席のファンというか、ヲタクから「パンケーキMIX」が起こる。親切なゆふぃすとさんが、ステージ前からMIXのカンペを掲げ、みんなで楽しめるようにしている。こういう思いやり、いいよね。
MCは完全にゆっふぃーの見せ場。「真面目なアイドル、真面目にアイドル!」という自己紹介に続き「日本で一番偏差値の高いヲタクの前で歌えるなんて」とか「東大生の人も、将来東大を目指す人達も、ぜひアイドル商法を見て行ってください」とか、もう面白すぎる。
「ぜんぜん」については、東大出身のヤマモトショウさんの作品であることも紹介していた。
そして「最初の2曲はヲタクの人がコールとかMIXっていうんですけど、盛り上げてくれたのを見て、気持ち悪いと思ったかもしれませんけど、そうじゃない曲もあるということで」という曲紹介に続いて、「80デニールの恋」をしっとりと聞かせ、続いて新曲「猫になりたい」を。
ゆっふぃーかわいすぎる。
次で最後の曲ということで、新曲の発売の告知やライブの告知があり、Twitterで「ゆっふぃー」と検索するとさらに詳しい情報があるのでぜひ見てくださいという紹介。
観客席を見渡しながら、「今日はヲタクじゃないオシャレな服を着た一般人の人も来ているみたいですので、ぜひそういう方の感想も聞きたいです。ヲタクの人も感想を言ってくれるんですけど、ほら、みんな優しいから」とか、マーケティングに余念のないあたり、実にゆっふぃーらしい。
最後は、新曲のカップリングの「ねらいうち」を。これもヤマモトショウさんの曲。振付けで狙い撃ちするところがあって、楽しく盛り上がって、いい余韻が残った。
駒場祭ということで、東大OBのヤマモトショウ(ふぇのたす)に敬意を表してか、ヤマモトショウで始まり、ヤマモトショウで終わるというゆっふぃーの思いが感じられるセトリだった。
安定のアイドル楽曲と、心地良い程度に毒の入ったMC。やっぱりゆっふぃーの現場は楽しいし、明るいキャラクターは、学祭に似合うと思った。
(セットリスト)
1.ぜんぜん
2.ライク・ア・ヴァージン
MC自己紹介
3.80デニールの恋
4.猫になりたい
MC告知
5.ねらいうち