この雨が止めば―ドロシー「sky traveler」リリイベ@ららぽーと豊洲

この雨が止めば 暑い夏がやってくる
今日こそ新しい自分を探す旅に出よう
ドロシーリトルハッピー「sky traveler」)

7/16発売のドロシーの新曲「sky traveler」のリリイベを観に、ららぽーと豊洲に行った。14:00からと17:00からの2回。

昼頃まで雨が断続的に降る中、屋外でのステージが無事に開催されるかどうか心配だったが、ファンの願いが届いたかのようにドロシーの出演時間には雨が止んだ。

新曲「sky traveler」と「CLAP! CLAP! CLAP!」の2曲を続けた後、自己紹介のMC。ステージの左右にも後方にも360度気を配って挨拶するメンバー。新曲の衣装が野外のステージにお洒落に映える。

続いて、「恋の花火」。このホーンセクションの響くゆったりとした楽曲は、実に野外が似合う。「たとえ叶わない夢だとしても…」っていう佳奈ちゃんのパート、すごく表現力があって、心に切なく響いてきた。

そして「どこか連れていって」へ。冒頭音声トラブルで音が途切れて、すぐに機転を利かせたMCで場をつないで、最初からやり直し。このあたりの一連のスムーズな流れに、ライブステージ慣れしたベテランの余裕を感じた。

今回の「どこか連れていっても」、横浜定期のときと同じように、麻里ちゃんがちょっと大人っぽくしっとりと歌うバージョン。佳奈ちゃんの「通り過ぎちゃったかなあ」が入らないパターン。これ大人っぽくて好きだ。

一般のお客さんを意識して、ちょっとおとなしめのセトリにしたのかな、と思っていたら、「2 the sky」。こうみんの英語のラップは、今日ドロシーを初めて見る人にどんな感じで映っているだろうと考えつつ、僕の体は動き始める。周囲のドロシーファンも、場所柄をわきまえながら、少しずつ盛り上がる。

「次で最後の曲」ですという紹介の後、「恋は走りだした」。水曜日のShowroomのときにはややかすれ気味だったるうちゃんの声も完全に復調していて、豊洲に澄んだ高音を響かせた。

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終演後、握手会。香港のライブの感想をお手紙にしていったのだが、今日は入れる箱がなく、スタッフの方に手渡し。なぜかメンバーに渡すよりもドキドキした。

(14:00の部セトリ)

01.sky traveler
02.CLAP!CLAP!CLAP!
MC
03.恋の花火
04.どこか連れていって
05.2 the sky
MC
06.恋は走りだした

17:00の部。雨もすっかり上がって、雲の間から強い日差しが差し込む。ステージ周辺には先ほどの回よりも多くの人が集まる。買い物帰りの家族連れも多い。

昼の部と同じ衣装で現れたドロシー。センターに集まってイントロを待つこのフォーメーションは…「ストーリー」来た! ツアーでもここから始まるセトリだったが、不特定多数の人に「ドロシーの世界」の良さを伝えるには最適な曲の一つかと思う。

続けて「恋の花火」を。「ちょっと観てみよう」とばかりに足を止めている家族連れも、良い楽曲と楽しいダンスにじっくりと見入っている様子。こういう光景はうれしい。

MCで自己紹介。日テレの「ミュージックドラゴン」に出演すること、Zepp DiverCity TOKYOでワンマンライブを行うこと、新曲が出ることを一気に告知。佳奈ちゃんは「グループ名のドロシーは、オズの魔法使いのドロシーです」と紹介。そう。今日ここにはドロシーの名前を知らない人もたくさん来ている。

麻里ちゃんが最後に「あとで、ドロシーリトルハッピーで検索して、公式ページを見てくださいね」と補足。

ここから新曲「sky traveler」へ。美しく見事に揃った振り付け。「空を青く塗りつぶして」の歌詞の通り、青空が広がってきた。佳奈ちゃんの「このまま大人になるのが怖くて 心が躍るような感覚忘れたくないから」のパート、凄く表現力を感じる。

そして、シングル曲「colorful life」を続けて披露。これもドロシー初見の人に優しい曲だと思う。リードボーカルを取るみもが自信満々の表情で輝いている。

この後、まさかの「諦めないで」。開始前にスタッフから「ショッピングモールになっておりますので、過度な応援は控えて頂くようにお願いします」という案内があったけど、この曲のイントロを聞いたら大人しくしていられない。僕にとっては「諦めないで」のイントロは、「沸いてもいいよ」っていうドロシーからのメッセージだと解釈している。

「D!L!H! Let's GO!」とか「あーきーもーと、るうな!るうな!」とか「はーやーさーか、こうみ!こうみ!」とか沸き方半端ない。一般のお客さんがどんな風に見ているかなあと気になったけど、「すごいこんなに人気のあるグループなんだ」っていう反応。外国人のグループは写真とかビデオを撮り始める。禁止事項だけど、思わず撮りたくなるほどのパフォーマンスなんだろう(日本語のアナウンスが分からなかったのかもしれない)。

最後に「風よ早く」。この曲は、今日この場所に向かうときに聴いていたので、聴けて良かった。改めて名曲だと思う。

メンバーが退場するや否や「アンコール!アンコール!」の大歓声。最後に何を歌うんだろう、「諦めないで」でリミッター外れたので、「デモサヨナラ」とか「nerve」とか来たらどうしようと思っていたら、「恋は走りだした」。これで最後とばかりに心置きなく盛り上がる! 凄いよ、凄いよドロシー! そして、改めてドロシーは強力な武器を手に入れたと思う。「恋は走りだした」という名曲と、秋元瑠海の伸びやかなメインボーカルと。

ファンからも、一般の観客からも拍手喝采を受けてドロシーが退場。

こういうオープンスペースでの無料ライブは、ファンの裾野を広げ、知名度を高めるのに、大いに意味があると実感した。常連のファンの多くも出しゃばることなく応援していた姿が印象に残った。多くの人がドロシーのファンになるといいなと思う。

僕の知り合いでも、今日初めてドロシー現場に来てくれたtwitterのフォロワーさんが二人いて、終演後に感想を聴かせてくれた。一人は「理想のガールズユニット像を全部やっている」と言ってくれた。もう一人は、「清楚な感じですごくいい」と言ってくれた。うれしい。

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終演後、握手会。握手会は、手を重ねる以上に、心が通い合ってるかもって感じる瞬間があって、それが醍醐味かなと思う。今日のドロシーの特典会ではそんな瞬間が何回かあった。

みもは、握手のときに早目に手を離した方が、全身で楽しいポーズを見せてくれて楽しい。今日も凄いいたずらっ子だった。

そして、佳奈ちゃんは、明日からの出張のことを気遣う言葉をかけてくれた。本当に嬉しいよ。。。

ということで、渡航前に目に焼き付けたのはやっぱりドロシー。次回は、帰国直後の7/13の仙台定期ライブを観に行く予定。

(17:00の部セトリ)

01.ストーリー
02.恋の花火
MC
03.sky traveler
04.colorful life
05.諦めないで
MC
06.風よ早く
en.恋は走りだした