Negicco「サンシャイン日本海」のMVが解禁に

7月22日に発売予定のNegicco「サンシャイン日本海」のMVが解禁になった。


Negicco「サンシャイン日本海」MV(Full) - YouTube

楽曲はストレートな昭和歌謡。映像は新潟をロケ地にした8mm。Perfumeの名作MV「マカロニ」を彷彿とさせるアナログ感。

新潟の魅力を紹介するような歌詞、それに合わせた映像。

最近続いた「Negicco」とか「N,E,G,I,C,C,O」とかいう自らのグループ名を織り込むことも止めて、「そんなにアイドルが好きなら じゃあNegiccoにしてね」とか「本命になりたい」とか「ネギは進むぜ 次のディケイド」とか、そういうメタな歌詞も止めて、歌っているのは、ひたすら新潟の魅力。

Negiccoが説得力をもって発信できるものとしてこれほど相応しいものはないだろう。「アイドルであるNegiccoにいま何を歌わせるべきか」みたいな考えオチの罠にはまることなく、彼女達がストレートに伝えられることを見つけて、ある意味で原点回帰させたプロデューサー田島貴男、グッドジョブ。

これによってマニア受けの要素は減るかもしれないが、一般的には好感を抱く人も多そう。聴けば聴くほど、「楽曲のプロデュースの田島貴男ガー」とか「撮影の新津保秀ガー」とか、そういうネームで衒学的なことを語るのは止めて、今回ばかりはNegiccoというアーティスト自体の魅力と、歌われている新潟の魅力を直視しようと言いたくなる。

この楽曲がどういう層にアピールするのかはまだ良く分からないけれども、落ち着きのある音楽を求める向きには刺さるんじゃないかと思う。男女問わず。

Negiccoは、首都圏でのライブに出演するが、最終的には県外の人を新潟に呼び込むというビジネスモデルを貫いているという点で、ローカルアイドルの典型の一つだと思う。

今回のシングルほどの「ご当地ソング」は珍しく、また、9月6日には新潟でワンマンライブも開催するということで、新潟県はそろそろ真剣にNegicco観光大使にすることを考えるべき(と思ったら、既に昨年、にいがた観光特使に任命されていた。Kimuraさん、ご教示ありがとうございました!)

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