あなたが笑うとードロシー「STARTING OVER」ツアー広島

あなたが笑うと なんだか私も嬉しくなって
ハートがワクワクして止まらない
(ドロシーリトルハッピー「恋をしてるのきっと」)

ドロシーの全国ツアー「STARTING OVER」は、仙台、新潟、盛岡の序盤戦を終え、いよいよ、広島と松山の中盤戦に。

僕は気付いてしまった。

仙台で牛タンを、新潟でへぎ蕎麦を、盛岡でじゃじゃ麺を食べたとき。あるいは有名な観光スポットを見たとき。

全国ツアーについていくっていうのが、予想外に楽しいってことに、気付いてしまった。

だが、同時に、一抹の罪悪感も感じていた。

「ドロシーのメンバーは仕事で遠征しているのに、自分は旅行気分で浮かれていていいのだろうかと。

ドロシーのメンバーは仕事で…
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(ドロシー公式ブログより借用)

えっ?!

めちゃくちゃ楽しそうじゃないですか。しかも、前乗りで、岡山経由で、桃太郎で、きびだんごとか!

おいしそうでし!

きびだんごを食べるきび(君)がうらやましいでし!

ということで、この写真を見たこっちまで、でしクオリティになるテンション。

ということで楽しいよね、ドロシー。ドロシーが楽しそうで僕も楽しい。ドロシーが笑うと何だか僕もうれしくなって、ハートがワクワク…いや本当に楽しいよね、全国ツアー。

さて、広島ライブ。ドロシーにとって初の広島だったが、定員250人とやや大きめのライブ会場は8、9割位の入りの印象。赤い帽子の人、赤の入ったTシャツの人など地元っぽい人の姿も目立つ。

今日はドロシーが登場する前から会場が温まってる雰囲気があった。土地柄のせいか、待ちかねたファンの想いのせいかわからないけれども。

冒頭の「ストーリー」から「ドロシーの世界一周夏物語」へ。

MCでは、広島弁を使っての自己紹介。「うちー、白戸佳奈じゃけえ」の破壊力! そして、おでこをを出して、上で結んだ早坂香美の眩しさ。

暗転して「COLD BLUE」から「壊れちゃう崩れちゃう」「My Darling」へ。盛岡のときの「臨戦態勢が止まらない」を「崩れちゃう壊れちゃう」に変更してきたセトリは、いまや安定感抜群。哀しさや孤独を表す表現にもますます磨きがかかってきた。会場もライブの序盤とは思えない湧き具合。

MCでは、広島で美味しいものを食べた話。焼きそばの入ったお好み焼きとかカキとか紅葉饅頭とか。今日のドロシーは、広島の美味しいものを食べてリフレッシュした感じがありあり。元気で楽しそうなドロシーを見て、こっちも嬉しくなる。

ここから「STARTING OVER」「set yourself free」「明日は晴れるよ」「Life goes on」と王道の流れ。そろそろ「言わなくてよかった」のお披露目があるかもしれないと思っていたが、このセトリの流れがあまりに見事で、なかなか入れる場所が難しいのかもしれない。

衣装替えのMCタイム。佳奈ちゃんから「広島と言えば食べ物以外に何が有名ですか?」というフリがあって、麻里ちゃんが「厳島神社!」と応え、そこで「では、神社ということで、今日は、神様にお願いしたいことを言って行きましょう」と佳奈ちゃんがまとめかけたところに、秋元瑠海が「神様に与えてほしい能力を言いましょうよ」と提案することに。

欲しいスペックは、前半組の佳奈ちゃん「時間を知る能力(収録中に残り時間を知る)」、瑠海ちゃん「輝きたい(オーラのある人になる)」。後半組の美杜ちゃん「全てを悟る能力(なくしたものがどこにあるかを知るとか)」、香美ちゃん「治癒能力(手をかざすと病気が直ったり、枯れた花を咲かせたり)」、麻里ちゃん「時間を戻す能力」で、「アニメの登場人物が友情のために何度も時間を戻す」みたいなって、それはまどマギ!しかもほむほむ!

ここで全員揃って登場。瑠海ちゃんが「ドロシーリトルスペックだね」というと、香美ちゃんが「いやハッピーはいるね」と。じゃあ、ということで瑠海ちゃんが「ドロシースペックハッピー」というと今度は「リトルもいるね」との突っ込み。ドロシーのMC楽しすぎる。瑠海ちゃんの予想不能な感じが最近いい感じ。

さて、ここから後半戦の始まり。

「colorful life」「青い空」「恋をしてるの きっと」の安定の流れ。ツアーを続けているうちに季節は春になった。広島では桜も咲いていた。まさに、そんな季節にぴったりのセトリ。「恋をしてるのきっと」の花びらが舞い落ちるようなダンスに見とれるようだった。

ここで煽りMCが入る。号砲。終盤の怒涛の全力疾走の始まり!

ということで「HAPPY DAYS」「nerve」「未来への虹」「恋は走りだした」「2 the sky」
「CLAP!CLAP!CLAP!」の6連発。今回のドロシーのツアーはこの終盤の6連発を体験するだけでも価値があると思う。

最後は「永遠になれ」で締めくくり、アンコールに答える形で「Over There」をじっくりと歌い、アンコール2曲目の「ジャンプ!で大盛り上がり。

広島会場は序盤から温まっていて、ドロシーのメンバーもいい意味でのリフレッシュ感が出ていた。特典会の待ち時間のときには眼の前でメンバーが踊る姿を見ることができたり、おでこうみんとチェキを撮ることができたり。

ドロシー最高か! 広島最高か!…と本気で思った夜だった。

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しかし、遠征は楽しい。もちろんドロシーのライブもいいけど、遠征先での観光やグルメスポットでの食事が、もうほとんど旅行レベル。全国ツアー最高!って思えてきた。

ということで、明日はいよいよ松山。ドロシーもきっと笑っているだろう。僕も笑っていよう。ところで、一体どうやって四国に上陸しよう?

(セットリスト)

ストーリー
ドロシーの世界一周夏物語
COLD BLUE
壊れちゃう崩れちゃう
My Darling
STARTING OVER
set yourself free
明日は晴れるよ
Life goes on
colorful life
青い空
恋をしてるの きっと
HAPPY DAYS
nerve
未来への虹
恋は走りだした
2 the sky
CLAP!CLAP!CLAP!
永遠になれ
(アンコール)
Over There
ジャンプ!