私達は誰かの夢だから
夢はいつかは終わってしまうから
(今日マチ子『5つ数えれば君の夢』)
『5つ数えれば君の夢』といえば、山戸結希が監督した東京女子流主演の映画だけれども、今日マチ子によるコラボレーションのコミックが発表された。第一話は「アヤノ」。
公式サイト:5つ数えれば君の夢 | Champion タップ!
アイドルは多くの人から夢を託される存在。だから、できるだけ完璧であってほしい。
これは僕の夢。君の夢。彼の夢。彼女の夢。また別の誰かの夢。いろいろな人が、さまざまま形の夢を託している。十人十色な夢を。
こんな理不尽とも言える期待に応えていこうとするのは相当な重圧になるはず。だから、本人の夢と重なる形で道を上って行ってほしいと願う。
夢はいつかは終わる。だとしても、いや、だからこそ、それは完璧なものであってほしい―
シンプルな筆致で夢と現実のシンクロを描く今日マチ子の作風が最大限に生かされた作品だと思う。映画とのコラボ企画だが、コミック単独で見ても楽しめる。今後の展開が楽しみ。