Negicco10周年ワンマンライブ!@新潟テルサ

物販の長蛇の列の最後に並んだとき、今日のライブがただでは済まない予感はしていた。開演前30分を切っても並ぶ人は少しも減らないのだから。新型ネギライト2本、Tシャツ、マフラータオル、DVD、バッジを大人買いして、会場に入る。

今日は指定席。チケットを買うのが遅かったため、21列目の左寄り。目の前は通路でステージが遠く感じる(だが、後になってこの席がいかに幸運であったかを知ることになる)。会場は文字通り老若男女が集う。東京のNegiccoのライブとはまた違った客層に、彼女達が地元に根付いて、地元で育ったアイドルであることを改めて実感。隣の席には、かえぽと同じ大学・学部の大先輩という方がいて、Negiccoのデビューの頃の話や、地元民にしか分からないであろうconnieさんの詞に隠された意味を教えてくれた。

さて、ライブの始まり。

逆光の強いライトに3人のシルエットが浮かび上がる。耳を裂くようなシンセサイザーの音、体中に響くようなバスドラムの振動。そして、大型のスクリーンにはクールなCG。おお!

「アノソラヘ」「ニュートリノ・ラヴ」「新しい恋のうた」「LOVE is FOREVER」「あなたとPop With You!」と都会的な雰囲気全開の怒涛のナンバー。

とにかく冒頭から攻める攻める。こういう大音響のステージがずっと見たかった。ホールに広がるネギライトの光の洪水に感動。満席、なんだろうきっと。すごいライブだ。

最初のMC。何人かゲストが来ていることが明かされる。そしてしっとりとした曲なので座って聴いてほしいとのことで着席。

「For a long time」から「ルートセヴンの記憶」へ。ここで、フルート奏者の本宮宏美さんが登場。まさか、この名曲を生のフルートで聴けるとは。しかもレコーディングした本人の演奏で。この間奏のフルートのフレーズ大好きなんだよね。鳥肌。

「SKY」「愛のタワー・オブ・ラブ」「EARTH」「僕らはともだち」と続く。「ねぎねぎROCK ~私もお家に連れてって」ではキッズダンサーとして、地元の小中学生がたくさん登場し、舞台に華を添える。これは実に微笑ましい光景。心が洗われる。

やがて3人が退出し、ヒーローショーが始まる。これはサプライズ。良く喋る黒い怪人が会場を恐怖のどん底に陥れようとしていたが、あまりによく喋りすぎて、Meguのファンであることまでポロリと。いいのか。そこに、ご当地ヒーローのガッターが現れて、しばしのバトルシーン。そして、「ガッター!ガッター!ガッター!」へ。Negiccoと踊るヒーロー&怪人がシュール。だが、かえぽの黒い衣装と怪人の黒いボディが妙にマッチ。

ここから、また大人の時間へ。

「スウィート・ソウル・ネギィー」「Party On the PLANET」「相思相愛」そして、「ナターシア」。ここで、新潟のラッパーのSWAMPさんがステージへ。オリジナルは、サイプレス上野とロベルト吉野なんだけど、SWAMPさんのラップは、この日の新潟テルサにベストマッチ。そして、Negiccoへの愛情をも感じさせてくれた。宇宙へも飛べそうな。

待ってましたの「アイドルばかり聴かないで」では、曲の始まる前に「ざんね~ん!」の練習をして、ヲタも非ヲタも一緒に盛り上がれるようにしていた。老若男女の客層を意識したこの辺の配慮に、今日のライブがただの「アイドルイベント」ではないと感じつつ、全力で\ざんね~ん!/

続いてのゲストとして紹介されて登場したのは、まさかの長谷泰宏(ユメトコスメ)さん。白いシャツ姿がクール。まずは自身の手による「イミシン☆かもだけど」、続いて「ネガティヴ・ガールズ!」という流れ。バッキングでエレピを弾いているのだが、音も演奏する姿も、涼しげでいながらとってもパワフル。全盛期のミック・タルボットを彷彿とさせる格好良さ。会場を熱くさせた。長谷さん、最高!

その後、「トキメキ★マイドリーム」「パーティーについて」を歌い終えると、館内からは「アンコール」「ネギ!」「アンコール」「ネギ!」の大合唱。なかなか出てこない。と思っていたら、なんと一番後ろの席の方から現れるではないか。そして、一列向こうの通路を歩きながら「Negiccoから君へ」を歌い、お客さんとハイタッチ。うわー、なんてサプライズ。うらやましい。

と思っていたら、俺の前の通路にまさかのかえぽ登場。そして、奇跡のハイタッチ。神様ありがとう、この席にしてくれて。そして、かえぽありがとう。

「My Beautiful Life」「Falling Stars」と進み、今日の感想をメンバーが語るMC。頭の中が真っ白になっていそうなNao☆、楽しんでいるのがありありと伝わってくるぽんちゃ、常に冷静なかえぽ。この絶妙のバランスこそNegiなんだよ、と思う。アンコールの最後はお約束の「圧倒的なスタイル」。当然ラインダンスあり。

2回目のアンコールで、最後の最後はもう一度「Negiccoから君へ」。今日はNegiccoにとって10周年の節目で一つのマイルストーンだった。けど、きっと次の飛躍への礎にもなるステージなんだろう。これからももっとNegiccoを見ていたいし、もっと大きな舞台で、もっと輝くNegiccoを見たいと願っている。応援している。

そんなことを思いながら、帰りの新幹線に飛び乗り、東京に戻る。これからもまたステージに行こう。そんな俺の右手に、かえぽの温もりの余韻。。。

ということで、Negiccoの皆さん、ゲストの皆さん、スタッフの皆さん、そして現地でお世話になった大勢の方々、今日は本当に素敵なライブをありがとうございました!