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渡辺ペコ『ボーダー(1)』

始まりがあれば終わりがある。終わりがあれば始まりがある-

『にこたま』の最終巻と同時に発売されたのが、渡辺ペコの新作『ボーダー』の第1巻。主人公は男子大学生の清田。ガールフレンドの桜井との微妙な距離感とか、憧れを感じる「お姉さん」を追いかける空回りっぷりとか。渡辺ペコの世界観が繰り広がられそうな予感。

特に、大学生の持っている「自分は何者にもなっていない」という劣等感の描かれ方がリアル。年上の人と対峙するときにまざまざと自分の未熟さを感じさせられ、それを跳ね返すために背伸びをしてしまうところなど、確かにあの頃の自分にもあったと、記憶の底から懐かしく思い出させられた。

そんな清田が惹かれてしまった相手とどのような距離でいられるのか、今後の展開が楽しみ。

ボーダー 1 (ヤングジャンプコミックス)

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