寝不足の三月になりそう―『PSYCHO-PASS サイコパス』また神回

『PSYCHO-PASS サイコパス』の21話「血の褒賞」のクオリティが凄すぎる。塩谷直義監督が自ら「今夜は是非…生で見ていただきたい話数です」とtwitterで呟いていたが、観客の期待のハードルが上がったのを軽々と上回るほどの神回だった。

構成、作画、台詞、そしてドラマツルギー。これはもう「劇場版クオリティ」と評価してもよいのではないか。いや、2クールの作品で終盤ここまでテンションを上げているのだから、劇場版を超えるクオリティと言えるだろう。

声優もいつにも増して「迫真の演技」。関智一野島健児、桜井孝宏。有本欽隆らの掛け合いは鉄板だが、花澤香菜の表現力はこの作品で一気に深化した感がある。

これは、最終話までずっと「生で」見るべき作品ではないだろうか。寝不足の三月になりそうだ。