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日本に木村あり―京都四日目

朝から良いカフェを見つけた。ヨドバシ1階のデリフランス。コーヒーが美味しい。パンが美味しい。そして安い。これで陶器のカップでコーヒーが出てくれば完璧。ここはパリかというくらいフランス人が集まっている。

(PHOTO:シャープ、CAMERA:Leica X1

今日はいままでの京都旅行で行けなかった大原に向かう。京都駅からバスで1時間。往復2時間。今回のようにスケジュールに余裕のあるときでないと、なかなか行けない場所。着いてみると、大原はのどなかところ。人も少ない。これは良い場所だ。

(PHOTO:シャープ、CAMERA:Leica X1

有名な三千院だけでもかなり広いのでのんびりと拝観していると時間が経っていく。近くにある実光院、勝林院、宝泉院もいずれも素朴な味わいのお寺のようだが、今回は外から様子を窺うのみ。紅葉の時期が終わったので、掃除をしているようであった。

一旦、バス停まで戻ってから別の道を登って、寂光院へ。平家滅亡後に建礼門院が余生を過ごしたところ。まさに波乱万丈の生涯の最後をここで終えたのだが、その心中やどのようなものであったろうか。これは来て良かった。建礼門院のファンとしては(僕の中では建礼門院のビジュアルは完全に二階堂ふみになっている)。

バスで四条まで戻り、14時頃に遅めの昼食。これまたずっと行きたかった「ぎをん梅の井」へ。時間を外したせいか、空いている。京都まで来て鰻の蒲焼かと言われそうだが、これはこれで完全に京都風にさっぱりとした味わいになっている。鰻丼(中)に肝吸を付けて2,700円也。今日の一点豪華主義。

(PHOTO:シャープ、CAMERA:Leica X1

食後の腹ごなしに、浄土宗の総本山である知恩院へ。こちらも本堂が工事中とのこと。紅葉が終わって、オフシーズン到来であると実感させられる。秋が終わり、もう冬だ。

(PHOTO:シャープ、CAMERA:Leica X1

何必館京都現代美術館へ。始まったばかりの「昭和の輝き 木村伊兵衛展」へ。外国人の見学者も多く、意外に混んでいる。当初は女性を美しく撮ることで評判だった木村が、ロベール・ドアノーの作品に衝撃を受け、ライカを手にしてスナップ中心のフォトグラファーとなっていった過程を垣間見ることができる。ドアノーもカルティエ=ブレッソンもいいが、日本に木村伊兵衛がいたことを改めて誇りに思う。日本に木村あり。

(PHOTO:シャープ、CAMERA:Leica X1

寺町を散策してギャラリーをいくつかチェック。佛教大学写真研究会の展示を発見。若い世代の瑞々しい感性に触れる。京都は文化と芸術の街だなと改めて思う。ギャラリーの集積度も高いような気がする。

気付くと日もとっぷりと暮れる。夜は軽目に済ませることにして、今日二度目のデリフランスへ。やっぱりコーヒーが美味しい。思わずパンをお代わり。

(PHOTO:シャープ、CAMERA:Leica X1

さて、明日はいよいよ金曜日。とっておきの場所を訪ねる予定。