2012年秋アニメ

まずは今期の総括から。
個人的に期待度No.1だった『TARI TARI』は、期待を裏切らない良作。来週が最終回だがここまでの構成の見事さを思えば、最後盛り上がって終わることは間違いなし。合唱部を創設した5人のチームワークとか、萌えやエロに走らないのに魅力的なキャラとか、鎌倉高校あたりをモデルにした風景の美しさとか、バランスの良さが光った。これからもP.A.WORKS信者を続けようと思う。

あと継続視聴したのは『じょしらく』のみ。久米田康治のブラックなギャグと、OP・EDの主題歌の勢いの良さで継続視聴してきた。キャラの魅力が弱いとか、演出のテンポに今ひとつムラがあるとか、まあ欠点を感じないでもないが、これはこれでなくなったら寂しいと感じそう。

期待はずれだったのは、『ココロコネクト』。全体的に意欲的に作られているのだが、プロット、キャラなど既視感のあるパーツの寄せ集めで、次回が楽しみになるような作品ではなかった。また、『この中に1人、妹がいる!』や『恋と選挙とチョコレート』のTBSエロバカ路線はやはり1話で切った。製作会社や原作に興味があろうと、やはりこういうテイストの作品はもうお腹いっぱい。

さて、前置きが長くなったが、2012年秋アニメを期待度順に。ゆるゆる系、萌え系、ハーレム系、ラブコメ系、BL系はパスの方向で。

CHAOS;HEAD』、『STEINS;GATE』に連なる科学アドベンチャーシリーズ第3弾。高校の部活モノ。2019年。世界線変動率「1.048596」。

日本SF大賞を受賞した貴志祐介原作作品。「神の力を手に入れた人間たちの未来」を描くということで、これは見るしかない。

虚淵玄が原案・脚本。人間の心理を測定できるようになった近未来の捜査ということで、『マイノリティ・リポート』を思わせる設定。

島田フミカネ好きとしては無視することはできない作品。『ストパン』と重ねてしまうと不満に感じることもわかっているが、まあ見よう。

何だハーレムものじゃないか、という突っ込みはあると思うが、まあ「矢上神」の原作なのでこれは例外。ちなみに古手川派ですが、何か。

こんな感じか。ざっと見た感じでは、SF系の当たり年、というか、当たり期になりそうな予感。