SNSは社会ではなくツールである

SNSは便利だ。海外にいるときに、時差を気にせずに情報発信やメッセージのやりとりができる。国内にいても、生活のペースの違う人同士が相手に負担をかけることが少ない。実に便利なツールだと思う。

ところが、この便利さが転じて気軽に交流できることから、かえって相互交流が負担になって嫌気が差すケースもあるようだ。いわゆる「SNS疲れ」。特に、生活のペースの近い人同士が頻繁に交流できる環境にあると、交流が盛り上がらないことに不満や不安を持ったり、逆に盛り上がり過ぎて疲れてしまったり。人格を承認されたり否定されたりと感じても、それは考え過ぎなのに。

mixiにしても、twitterにしても、Facebookにしても、SNSは交流のための「手段」であって「社会」そのものではない。適切な距離を取って使うべきツールだ。そう割り切れば、こんなに便利なものはない。そう思う。