原点回帰成功!―『LUPIN the Third 〜峰不二子という女』

「ルパンは緑ジャケットに限る」というオールドファンも納得、いや、それどころか「モンキーパンチの原作コミック」の雰囲気をも彷彿とさせるのだから、これは凄いと言わざるを得ない。

公式サイト:LUPIN the Third -峰不二子という女-

サブタイトルの「峰不二子という女」というところからも分かるが、1話はルパンと峰不二子の最初の出会いを描いたもの。ルパンは正義感や義侠心が前面に出た善人でない。峰不二子は色気を武器にした悪女だ。この色気はまさにR18。これはお茶の間(笑)のゴールデンタイム(笑)には放送できないレベル。だがそれがいい。

BGMはジャズなりっぱなし。OPもEDも1970年頃のレトロな雰囲気を上手く取り入れたアーティスティックな雰囲気。何度もリピートして見たくなる麻薬のような味わいがある。

峰不二子のCVは増山江威子から沢城みゆきに変わっている(前回の金曜ロードショーから)。回顧厨にはこの点のみ違和感を持つかもしれないが、新峰不二子のみゆきちはもう完全に役に入り込んでいる感じで、個人的には全く問題なし。むしろ「新しいルパン3世」にぴったりだと思う。