緒川たまきパリを撮る

日曜美術館木村伊兵衛 天然色でパリを撮る」で司会の千住明がゲストの緒川たまきとパリへ。

1954年にパリに撮影に行った木村伊兵衛は、現地ではロベール・ドアノーのサポートを得ていた。両者を仲介したのはアンリ・カルティエ=ブレッソン。なるほど、と思わせるコネクション。

木村は当時としては珍しいカラーフィルム、それもASA10という低感度のフィルムを使った。異国の地で、しかも、新開発のフィルム。こんな状況では、ドアノーのサポートは実に心強かったのではないかと想像する。そして、木村は、ライカにカラーフィルムを詰めて、パリのストリートスナップの数々の傑作をものにした。

木村伊兵衛の足跡を追いながら、今回パリを撮った千住明緒川たまき。二人ともライカを使っていた(緒川たまきはX1)。たまたまかもしれないし、伊兵衛リスペクトということかもしれない。しかし、緒川たまきはパリに似合うというだけでなく、本当にいい写真撮るよな。この撮影旅行、実にうらやましい。

自分の場合、パリを撮るカメラは、OLYMPUS XZ-1とRICOH GR DIGITAL + 21mm相当ワイコンにしようと決めている。小さくて軽く、超広角から望遠までをカバーして、画質が良いから。そして何よりもボディが堅牢で信頼性が高いというところも重要だ。