枝野官房長官が「債権放棄」発言を修正

枝野官房長官の発言はとてもおかしなものだったが、ようやく撤回された。

東京電力も銀行も、民間上場企業だ。いくら民主党が統制を志向していたとしても、現在の日本で民間の債権債務に口を挟むのはやりすぎだ。彼も「権力の傲慢」に溺れたのだろうか。こういうところに政権の本質が現れる。

今回の修正は当然だ。むしろ遅すぎるくらい。いわゆる「二重ローン」に関する議論も迷走しないことを望む。

枝野官房長官は23日の衆院東日本大震災復興特別委員会で、金融機関による東京電力への債権の一部放棄に期待を示していた自らの発言について、「(賠償策の枠組みに関する法案提出の)条件というような思いは全くない」と述べ、事実上修正した。
東電への債権放棄「条件にせず」枝野長官が修正 : 政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)