本当は怖い魔法少女〜『魔法少女まどか☆マギカ』

以前のエントリー(id:SHARP:20110114)で予想した通り、『魔法少女まどか☆マギカ』は第3話にして傑作の領域に入ってきた。何というか、虚淵玄ワールド全開。

プリキュアシリーズのような世界観に見せかけているが、それを完全に覆し、底知れない不安を与えてくれた。異化作用、と言ってもいい。

「わけが分からなくてもとにかく魔法の力で変身する!」とか「どんなに敵が強くても命まで落とすことはない!」とか「ペットのような形の異性物は常に味方だ!」とか。こうした暗黙の前提が次々に裏切られていくのが『まどか☆マギカ』なんだろう。つまりは、大人のための「本当は怖い魔法少女」。

…とか訳知り顔で書いている僕の予想も、今後裏切られていくんだろうな。それくらい目が離せない作品だ。

公式サイト:劇場版 魔法少女まどか☆マギカ