mixiの不手際

おとといのエントリで指摘したmixiの新機能「アクティビティ情報」だが、問題視したユーザーの一連の抗議を受け、とりあえず機能休止に追い込まれた。当然だろう。

参考:mixiの改悪は続く - Sharpのアンシャープ日記

公式コメントには「設定機能の追加を行うため」とあるので、僕が示唆したような「選択制+了解制」に改修されるのかもしれない。まあそれなら容認できる。僕は選択も了解もしないけど。

「おわび」がないのが相変わらずのユーザー軽視だなと思っていたら、笠原社長コメントによる「おわび」が追記された。

しかし、「新機能のリリースと休止が相次ぎ、ユーザーの皆様にご迷惑をおかけいたしました」って、おわびするポイントはそこじゃない。野暮を承知で書けば、「リリースと休止が相次いだ」ことで迷惑を蒙ったわけではなく、「不適切な機能が相次いでリリースされたこと」こそ迷惑の根源であり、そここそれがおわびするポイントだ。

「不手際」は「不祥事」と同様に取り繕われがちだが、「隠蔽体質」や「事なかれ主義」も資本市場からは見透かされて株価は下落する。mixiがこのことを理解しよりユーザーに対して真摯にならない限り、上場企業としても将来は厳しいものになろう。

mixi運営事務局です。
12月1日(水)からホームに表示されるようになりました「友人の最近の動き(アクティビティ情報)」ですが、設定機能の追加を行うため、機能を休止させていただきました。
以上、どうぞよろしくお願いいたします。

■追記 (2010年12月3日 追記)

ここ数日、新機能のリリースと休止が相次ぎ、ユーザーの皆様にご迷惑をおかけいたしましたことを深くお詫び申し上げます。
引き続きスタッフ一同サービスの向上に努めてまいりますので、何卒よろしくお願いいたします。
代表取締役社長 笠原 健治