オリンピックもBRICsの時代が到来か−リオが開催地に決定

北京が選ばれた時点で気付くべきだった。BRICsのような国では「インフラ」「治安」等の不安要素も大きいが、だからこそ「オリンピック開催」が梃子となって経済の発展や民度の向上を加速させる可能性があることに。
開催国にとってもオリンピックの開催が歴史的な指標となって記憶されるだろう。IOCの狙いはそれだ。「その国の歴史においてオリンピックが重要な意義をもったものとして刻まれるかどうか」―それで選ばれるのであれば、間違いなく発展途上国有利なバイアスがかかる。1964年の東京オリンピックは日本の歴史において大きなステップとなった。1988年のソウルも、そして2008年の北京も。だが、かりに2016に東京でオリンピックを開催したとしてもこれらほど大きな足跡とはならない。シカゴも同様だろう。
2020年の候補地をこのような観点で眺めると、デリー(インド)、サンクトペテルブルク(ロシア)なんかのBRICs勢が有力候補ということになるかもしれない。

【五輪招致】東京が落選 2016年五輪はリオデジャネイロ

国際オリンピック委員会(IOC)は2日、東京、シカゴ、リオデジャネイロマドリードから2016年夏季五輪開催地を決めるIOC委員による投票を行い、リオデジャネイロが開催地に決まった。リオデジャネイロマドリードが勝ち残った3回目の最終投票で勝利した。東京は2回目の投票で最下位となり落選した。1回目の投票ではシカゴが最下位で落選した。

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