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WICKED東京公演が千秋楽

演劇

昨日、ウィキッド(WICKED)の東京公演が千秋楽を迎えた。約2年3ヶ月の公演で「ロングラン」というほどの上演期間にはならなかったが、千秋楽が決まってからのチケットの売れ行きはすさまじかった。当日のプラチナチケットは、オークションで10万円を超える値段がついていたりして、もちろん手に入らなかった。だが、Youtubeにアップされた「千秋楽特別カーテンコール」の様子を観ているだけで、四季劇場「海」で鑑賞した舞台の感動がよみがえってくる。

このミュージカルを初めて観たのはブロードウェイだったが、その後、東京で劇団四季の舞台を観てすっかりはまった。友情と恋愛という定番の要素だけでなく、「善と悪はどのようにして作られるか」「民衆はどのようにして権力やメディアに操られるか」「真実はどのように見かけと違うのか」という主題が、この演目を深みのあるものにしている。9.11後のアメリカ、特にNYで人気を博したのがよく分かる。

下敷きとなった「オズの魔法使い」が日本ではそれほどメジャーとはいえないせいか、東京公演はそれほどのロングランにならなかった。だが、グリンダを完璧に演じた沼尾みゆきとエルファバの内面までくまなく表現した濱田めぐみを筆頭とする素晴らしいキャストが「オズの世界」を東京に再現した。

来月からは大阪公演が始まる。グリンダ=苫田亜沙子、エルファバ=樋口麻美が中心キャストになると予想される。生オケではないというハンデはあるが、大阪でも劇団四季ならではの「オズの世界」を再現して、人気を博してほしい*1。ありがとうウィキッド。

*1:大阪ではかねてUSJで「ウィケッド」の公演が行われており、両者の激突も見所