アニメバブル?

朝日新聞の記事より。そもそも「アニメ」を何で測るのか。TVの深夜番組の放送本数がバブルというのであれば、それは確かにそうだろう。もともとひどいものも相当含まれていた。玉石混交どころの話ではない。TV放送を収録したDVDの売り上げもそうだろう。

だが、これはアニメに限った話ではない。むしろ「TV」の話だろう。TVドラマはどうか。本数、DVDの売り上げはどうか。音楽番組もお笑い番組も同じではないか。

映画について一言の言及もなくアニメバブル崩壊を語るというのは、記事としても分析としても全く片手落ちだと思う。

アニメバブル崩壊 DVD不振、新番組も減

日本の「ソフトパワー」として期待を集めるアニメが、06年ごろをピークに作品数もDVD売り上げも減り続けている。今春の新番組も激減。関係者は「アニメバブルが崩壊し、右肩下がりの時代に入った」と話す。

制作会社などで作る日本動画協会によると、1年間に放送されるアニメ番組は00年には124本だったが、06年には過去最高の306本と急増。それが08年には288本に減った。4月開始の新番組も、06年の60本台をピークに減少に転じ、今年は30本台の見込みだ。

同協会の山口康男専務理事は「数年前からのバブルがはじけた。少子化と不況で市場は右肩下がり。業界は人余りからリストラへ進むのではないか」と話す。
(後略)
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