スカイライン250GT Type-Vに試乗

試乗した内容を備忘録的に記録していくことにする。

  • 外観

曲面を多様したスポーティなデザイン。上級車の雰囲気が漂う。ニッサンのマークでなくインフィニティならばもっとプレミアム感が出たかもしれない。ドアの開口面積は小さく、乗降性はあまりよくないが、ボディ剛性の向上に寄与している。

  • 内装

ドライバーズシートに座るとタイトであり、運転する気にさせる。内装の質感は悪くないが、特に上質な感じもしない。アナログの時計が某欧州車風。遮音性はかなり良いが、エンジンの吹け上がる音が軽く入ってくるように調整されているようだ。リアシートもタイトで囲まれ感があるものの、大人4人までなら長距離の移動も可能。リアのセンターへの着座は現実的ではない。カーナヴィは日産の純正品しか付けられない仕様。

  • 走り

2.5Lながら、アクセルを踏むと高回転までスムーズに吹け上がり、勢い良く加速する。「スカイライン」を名乗る資格は十分にある。サスペンションも固めで、段差を乗り越えたときのショックの収まり方もドイツ車のよう。

  • 総合

ボディの剛性、エンジンの吹け上がり等、上質なFRセダンの走りそのもの。ただ、全体的なクオリティは、プレミアムの域には達しているとまではいえない。欧州車やトヨタ、レクサス等のライバル車よりも割安ではあるが、それでも絶対金額としては高い買い物であることを考えると、この車を選択するのに躊躇せざるを得ない。