危ないのはGMだけじゃない

アメリカで景気後退が始まったことで、日本の自動車メーカーも苦境に立たされる。このニュースは日産だが、ホンダも、トヨタも影響を免れない。富裕層向けのレクサスが一番ダメージがありそうだ。

日産自動車は21日、米国市場向けの大型・高級車を生産する国内2工場で減産を強化し、11月から3月までの5か月間の生産台数を計6万5000台減らすことを明らかにした。

 横浜工場(横浜市)などでのエンジン生産も11月から減らす方針で、全国の工場で働く約2000人の派遣社員の一部を削減する方向で検討している。金融危機に伴う米経済の失速で国内自動車メーカーの生産、雇用面にも影響が出始めた格好だ。

 減産するのは、米国向け高級車ブランド「インフィニティ」を生産する栃木工場(栃木県上三川町)と、SUV(スポーツ用多目的車)「ムラーノ」など主に大型車を作る九州工場(福岡県苅田町)。栃木工場は9月から実施している減産をさらに拡大する。生産能力に対し、栃木工場は約3割、九州工場は約2割の生産減となる。

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