早川書房の「SF&ファンタジイ・フェア」(関連:2008-06-23 - coco's bloblog - Horror & SF)シリーズ2巡目。
今回はホラー大好き帆掛さんおすすめの『きみの血を』。稀代のストーリーテラーであるシオドア・スタージョンの傑作の誉れ高い作品。長らく入手しにくい時期があったらしい。
- 作者: シオドアスタージョン,Theodore Sturgeon,山本光伸
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2003/01
- メディア: 文庫
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ジャンルは幻想怪奇文学というかモダンホラー。SFでもファンタジーでもないが、この著者は抜群に「騙り」が巧い。
内容は表題通り「血」にまつわる話。グロテスクで悪趣味なところもあるが、一度読み出すと止まらない。隠された謎についてあれこれと思いを巡らすが、エンディングに近づくにつれ想像力をたくましくしたことを後悔する。これは著者の思うツボだ、きっと。採点=★★★☆☆
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