オリンパスE-3は売れるか

オリンパスデジタル一眼レフのハイエンド機E-1の後継機E-3(公式サイト:E-3|デジタル一眼カメラ|オリンパスイメージング)を発表した。ポイントはE-1からの買い替えユーザーだけでなく、E-410E-510で取り込んだ新規ユーザーをいかに囲い込めるかということだろう。

これがプロ仕様と呼べるかどうかという議論は個人的には興味がない。ボディ内手振れ補正、フリーアングルライブビュー、そしてオリンパスお得意のダストリダクションシステムといった、実用性の高い機能が盛り込まれていることに惹かれる。

もしこの機種が売れれば、フォーサーズ規格の寿命はまだ延びるだろう。キヤノンもニコンもうかうかしていられない。しかしながら、僕は個人的にキヤノンEOSシリーズから乗り換えることはないだろうと思う。それはいまのところ、フォーサーズの交換レンズに使ってみたいと思わせるものがないからだ。また、フルサイズの5Dがもたらす精細な画像はやはり圧倒的に優位にあると感じさせるからだ。

…と頭で割り切ろうとしても、やはりE-3は気になる存在であり続ける。それはデジタル一眼レフユーザーにとって魅力的な要素を備えているからだろう。他社のシェアをそれなりに奪うことは必至だと思う。