中判には行きません〜そしてスランプ脱出へ

デジタル一眼・高画素一辺倒の流れに逆らおうかと、フィルムカメラで中判の世界を追究してみようかと考えていました。そんな中、行きつけのフジヤカメラでマミヤのRZ67の標準レンズ・フィルムバック付セットが79,800円で出ているのを店頭で発見。早速、取り置きをお願いしたのは昨日のことです*1

親友にアドヴァイスを求めたりして一晩考え抜き、今日の夕方まで悩みました。が、結局、見送りました。そして、この悩んだ時間を無駄にしないために、今後は中判に進むことはないと決めたことを記します。その理由はこんな感じです。

  1. 中判は重い。レンズ付で約3kgと手持ちはまず無理。頑丈な三脚に据えることが基本で、風景中心に大掛かりな撮影スタイルになる。ひらめいたアイデアをフットワークを駆使して試していく私のスタイルには向かない気がする。
  2. いま持っているキヤノンのEFシステムはデジタル・フィルムとも維持していくので、今後、交換レンズなどが欲しくなった場合に完全に二重投資になる。金銭的にも、収納スペース的にも、そんな余裕はない。
  3. 標準的なフィルムである120の場合、マミヤRZ67のような6×7のようなサイズだと撮影枚数はわずか10枚。フィルム代、DPE代、保管の問題など、こちらの方も種々金銭的な負担がかかる。
  4. あとは、私の場合、デジタルデータの加工が結構好きだということもあり、フィルムで撮ったものを暗室やラボで後処理するよりも、PCでいじる方が馴染みやすいだろう。

【Mamiya-OP】マミヤ・オーピー株式会社(ゴルフ用品,エレクトロニクス関連商品の開発・製造・販売)

ということで、当面はデジタルもフィルムもキヤノンで行くことにしました。いろいろ悩んで時間の無駄だったかというとそうでもない気がします。今回の件で、もう一度、写真に対する意欲がわいて来ました。また、被写体を探して、撮ってみようと思います。

スランプ脱出の道が見えてきた気がします。

*1:この便利なシステムも10月21日からなくなるとのこと。フジヤの店頭の「お知らせ」によると取り置きのため店頭に出せる在庫はわずか40%程度になっているようです。きっと「セミプロ業者」みたいな人達が濫用したのでしょう。残念です。