ある人のお気に入りということで『DEATH NOTE』を読み始めた。第1巻を読了した段階でのファーストインプレッションとしては、少年ジャンプ系にありがちな「悪との闘い」という話でもない一方、とことん悪魔的なダークな話でもない、と思った。
そして、設定的には『ドラえもん』に近いかなと。つまり、主人公は平凡な学生なのだが、あるとき突然別の世界から不思議な道具を持った存在がやってくる。そしてその道具を使って、世の中を良くすると自分で思い込んでいる行動を起こしていくと、まあそんなところか。
もちろんのび太とは違って、主人公の行っていることは「犯罪」であり(確信犯であるにしても)、最終的には「審判」が下されるのだろう。でも、その「審判」がデビルマン的世界観、つまり神の相対化(神は絶対的な善を実現する能力がないだけでなく、その意図もない)につながるのではないかと予想している。
そんな理屈を別にしても、とにかく面白い。
DEATH NOTE デスノート(1) (ジャンプ・コミックス)
- 作者: 小畑健,大場つぐみ
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2004/04/02
- メディア: コミック
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