TBSのスポーツ局部長がコラムを盗用

TBSのスポーツ局担当部長が、読売新聞、毎日新聞、朝日新聞3社の記事17件を盗用していたことが明らかになった。しかも、当初読売新聞から盗用の指摘を受けた直後に「フリーライターが盗用した」と虚偽の発表を行っていた。

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盗用だけでも十分に嘆かわしいことだが、「トカゲのシッポ切り」のごとく外部のフリーライターに責任を転嫁しようとした姿勢に、モラルの低さを感じざるを得ない。一部の個人の問題というよりも、組織の体質に問題があるような気がする。JR西日本の体質を批判するTV局よ、自分のところは胸を張れるのか、と。

それにしても、blogがこれだけ普及して、表現意欲と表現能力の両方を持ち合わせた個人が少なからずいるなかで、書くネタに困ってしまうような人が「編集長」を名乗り、TBSの公式サイトでコラムの枠を与えられるというミスマッチ(まあ、つぎはぎだらけの盗用コラムを面白がって読んでいた人はあまり多くないと想像されるが)。

かくして、インターネットは、マスメディアを裸の王様にしていく。ライブドアニッポン放送の株を買わなくても。