小西真奈美に恋して

年度末。誰が時間を盗んでいるんだ、というくらい忙しかった。

FRaU』の別冊の映画特集で小西真奈美の特集グラビア「ハワード・ヒューズに恋して」。撮影は丸谷嘉長。このフォトグラファーは、相武紗季のファースト写真集では「無難」という印象しかなかったが、今回の小西真奈美では、本編12枚のカット(表紙、目次を含む)の全てが目線外し、しかも笑顔なしというクールさ。さすがにCOACHとのタイアップ6枚では、スポンサー様の意向を汲んでのことだろうが、微笑んでいるショットが半分程度になっているが、それでもカメラ目線が来ているのはわずかに1枚。凄い。でも、これは被写体としての彼女の凄みゆえのものだろう、きっと。

最近の小西真奈美は、一時期の「好感度路線」から、再び文学的というか、内面を感じさせる方向に戻って来ているようで、ひそかに嬉しい*1。今回の記事でケイト・ブランシェットを好きな女優として挙げているが、なるほどと納得。

(画像は今回のFRaUの記事とは関係ありません)

*1:以前から同じ10月27日生まれとして贔屓している