アート
HASEOさんの個展を観に、六本木の富士フィルムX galleryへ。今回は「RED」の名の通り、全て「赤」がテーマになったもの。特に印象的だったのは、ひな人形のように赤の段の上にモデルさんを配置した作品。これだけ一度に見せられると「圧巻」という他はない。…
CNタワーから劇場街を北に抜けてオンタリオ美術館(AGO)へ。偶然にも草間彌生展。欧米の現代美術館に行くと割と草間彌生展に当たるんだけれど、それだけ人気があるんだろう。ずっと見ていると来るものがあるけどね。美術館は地下一階が船の模型、一階がカナ…
大学通りを北上し、クイーンズパークを抜けた先にオンタリオ博物館がある。恐竜の化石、カナダの動物の剥製・模型の展示もあって、子供の歴史科学教育向けといった感じの博物館。いわゆる「傑作」みたいなものは目につかないが、先住民の文化、ヨーロッパの…
「怖い絵展」を観に行ってきた。メインがドラローシュの「レディ・ジェーン・グレイの処刑」、準メインがウィーターハウスの「オデュッセウスに杯を差し出すキルケー」というキービジュアル。ギュスターヴ・モローなど在フランスの作品もあるが、総じて英国…
ミュシャ展を観に、国立新美術館に行ってきた。 ミュシャと言えばポスターやデザイン。そうなんだけど、晩年の彼が10数年かけて描いていたのは20年に及ぶ大作「スラヴ叙事詩」。プラハに行かないと見られないと思っていたが、それが今回来日。「女性の美」を…
国立新美術館で開催されているダリ展に行った。若き日の秀作、キュビズムを経て個性が開花した傑作群の前半を経て、映像作品への挑戦や、渡米してからの商業色の強め、晩年に欧州に回帰するまでを編年的に並べた充実の展示。美術史の画集に載ってるような有…
富士フィルムの写ルンですは、今日でちょうど30周年。その記念すべき日に、原宿にある富士フィルムのWONDER PHOTO SHOPにて、つりビットとのコラボ展覧会が始まった。(公式サイト):つりビット 写ルンですにChuしたい展初日の今日、さっそく足を運んできた…
イギリスの国民投票でEU離脱が僅差で過半数となり、残留を訴えていたキャメロン首相は辞任を表明した。通貨としてポンドを維持していたイギリスは、いざというときに離脱するという選択を行うのは他国に比べれば容易ではあったと思うが、世論を二つに分か…
近年人気の伊藤若冲だが、今年は生誕300年ということで、大規模な展覧会が東京都美術館で開催されている。jakuchu2016.jp主催は、東京都美術館、日本経済新聞社、NHK。ただでさえ人気の若冲なのに、NHKが連日のスペシャル番組で煽る煽る…これがメディアミッ…
このSMAPの微妙な時期に「世界にひとつだけの」かよ?―と思ったけど、「オートクチュール」というのはそういう意味だから仕方ない。ということで、先週から始まった「PARIS オートクチュール 世界にひとつだけの服」を観に、三菱一号館美術館まで足を運んだ…
青山裕企が生駒里奈を撮影した写真集「君の足跡」の写真展を観に、ユカイハンズ・ギャラリーに行ってきた。ギャラリーの入り口には、大きなパネルが飾られている。これのみ撮影可能。中に入ると、20点ほどのパネルが展示されている。制服姿のものが中心だが…
西欧美術展において印象派の人気が根強いことは否定しないけれども、最近、ルネサンス期頃の作品が多く日本に来るようになった気がする。いま東京都美術館ではボッティチェリ展、江戸東京博物館ではダ・ヴィンチ展、そして西洋美術館ではカラヴァッジョ展。…
待望の生駒里奈ファースト写真集。撮影は、スクールガール・コンプレックスシリーズの青山裕企。ロケーションは、学校の教室、体育館、屋上、田園、ローカル線。 服装は、セーラー服、ブレザー、体操服、旧型スクール水着、そして私服。 どれほどの時間をか…
東京都美術館で開催されているボッティチェリ展に行ってきた。代表作「プリマヴェーラ」「ヴィーナスの誕生」が来ない中でどう見せるんだろうと心配になっていたが、展示スペースに足を踏み入れた瞬間にそれが杞憂だと分かった。botticelli.jp 師のフィリッ…
京都に行ってきた。「京の朝食」と言えばもちろんここイノダコーヒー。平日朝でも常連と観光客で混んでいるが、やはり落ち着く場所。京都市美術館へ。お目当は「フェルメールとレンブラント」展。オランダが、海を制し貿易で栄え、プロテスタントゆえ偶像崇…
金沢に行ってきた。かがやきグランクラスに乗った話は昨日書いたけれども、現地では金沢21世紀美術館に行ったりした。お天気は風が強くて、雨が吹き付けるような荒天。そんな中でも金沢21世紀美術館は佇まいだけでもアーティスティック。今回は、通算3回目の…
三菱一号館美術館で開催されている「プラド美術館展」に行った。(公式サイト):プラド美術館展—スペイン宮廷美への情熱 |三菱一号館美術館中世の宗教画からルネッサンス、バロック、宮廷画を経て、最後はプライベート感のある19世紀作品という時系列で展…
パリに限らず、大きな都市に来た時には美術館に行くのが楽しい。今回は、真っ先にオルセー美術館に足を向けた。 例外日を除くと冬は17時30分閉館。閉館時間が近かったせいか、8.5ユーロで入れた。 新生オルセーの人気は、マネやルノアールやドガがひしめく5…
一粒の砂の中に世界を見 一輪の花に天国を見るには 君の手のひらで無限を握り 一瞬のうちに永遠をつかめ (ウィリアム・ブレイク) チューリヒ美術館展で見たホドラーが良かったので、国立西洋美術館のホドラー展に行ってきた。(公式サイト): フェルディ…
必死で 必死で ゴージャスを気取る そうやって誤魔化していくナーバス Don't be afraid Don't be afraid みんなと同じでいいなら もう君はいらないのさ (ひめキュンフルーツ缶「パラダイム」) 国立新美術館にチューリヒ美術館展を観に行った。(公式サイト…
オルセー美術館展「印象派の誕生―描くことの自由―」を観に、新国立美術館に行った。(公式サイト):オルセー美術館展 印象派の誕生 -描くことの自由-/2014年7月9日(水)~10月20日(月)/国立新美術館(東京・六本木) 「オルセー」「印象派」というブ…
「バルテュス最後の写真―密室の対話」展を見てきた。(公式サイト):「バルテュス最後の写真—密室の対話」展|三菱一号館美術館晩年のバルテュスは、絵筆も鉛筆も満足に扱うことができなかったが、それでも、少女の中に「永遠の美」を求めるというアーティ…
アサヒカメラにドロシー白戸佳奈のポートレート掲載。今回は第1回。(朝日新聞出版|dot. 公式サイト):白戸佳奈(Dorothy Little Happy)×キヤノン70D(第1回) 〈アサヒカメラ〉 -朝日新聞出版|dot.(ドット)(最終ページにインタビューもあり)キヤノンEOS …
NYに来た。日本との時差が13時間ということで、到着時に何もしないと、昼夜逆転の時差ボケに苦しむ。が、僕のコツはとにかく昼に歩くこと。ということでいつも美術館に行っている。普段はMoMA派だけど、今日はMETな気分。他に予定もないし、たくさん歩けるし…
音楽と舞踊と物語と、そして衣装が織りなす総合芸術が好きだ。フィギュアの今井遥が氷上を舞うのも、ドロシーの白戸佳奈がステージでターンを決めるのも、「WIKED」のイディナ・メンゼルが大空高く舞い上がるのも、自分の中では同じ総合芸術というカテゴリー…
乃木坂a gallyに「だんまりんごの気(け)」展を観に行った。公式サイト:だんまりんご譚 乃木坂a gallyは乃木坂駅から1分という抜群のロケーション。だが、佇まいからして小粋な雰囲気。こんな場所が、というところ。階段を上って2階に行くとNegiパーカー…
東京都美術館で始まったバルテュス展を見に行ってきた。1993-94年に東京ステーションギャラリーで開催されて以来約20年振りの個人展。公式サイト:バルテュス展 バルテュスが好んだ対象は、猫と鏡と少女。猫は好奇心と奔放さを、鏡は美意識と自我を、少女は…
4月19日から東京・上野の東京都美術館でバルテュス展が開催される。公式サイト:バルテュス展日本国内でのバルテュス展は、93年11月3日から94年1月30日まで東京ステーションギャラリーで開催されたものが最後なので、20年以上間が空いたことになる。バルテュ…
幾多の困難を乗り越え画狂老人卍となった北斎―90歳近くまで生き、生涯を通じて作風を固定させず、3万点もの作品を生み出したアーティスト。こう書くと、まるでピカソのようだが、いつまでも若々しさを失わない姿勢はまさにピカソのようであり、追求した作風…
ロンドンのV&A美術館他から、油彩画や工芸品の貸出を受けての展覧会「ザ・ビューティフル 英国の唯美主義」が三菱一号館美術館で始まった。公式サイト:ザ・ビューティフル 英国の唯美主義1860-1900|三菱一号館美術館 ロセッティ、バーン=ジョーンズといっ…