おたく

Negicco@渋谷パルコ「シブカル祭。」2013

あ…ありのまま今起こった事を話すぜ! 「Negiccoの定期ライブに行ったと思ったら いつのまにかメイド服の天使が踊っていた」 な… 何を言っているのかわからねーと思うが、おれも何をされたのかわからなかった…今日は、渋谷パルコの「シブカル祭。」に行った…

そして毎日は続いてく―『3月のライオン(9)』

そして毎日は続いてく 丘を越え僕たちは歩く (「ぼくらが旅に出る理由」小沢健二) 表紙にもあるように、今回は「ひなた巻」。彼女を巡るいじめは一応解消したのだけれど、どのような進路を取るかという問題は、逃げることのできない別の話として、静かに横…

2013年秋アニメ

まずは2013年夏アニメの総括から。いちばん夢中になったのは『神のみぞ知るセカイ 女神篇』。「ヒロイン攻略→成功→記憶消失」という設定に基づく繰り返しというこれまでの物語構造を、メタな次元から見透して新しい物語を生み出している。歩美とちひろとの三…

志村貴子『青い花(8)』―ついに完結

志村貴子は、このところ『放浪息子』と『青い花』を立て続けに終わらせた。何か事情があるのか、偶然の符合なのかは分からない。ファンの一人としては、『青い花』が性急な形で終わるようなことがないといいなと願っていたが、この巻を読んでその心配は杞憂…

花澤香菜『claire』

花澤香菜の『claire』を、いまさらながら買って聴いてる。良過ぎる。楽曲も、歌詞も、ボーカルも、写真も。何もかもが良過ぎて生きていくのがつらい。一曲目「青い鳥」。オープニングに相応しい華麗なサウンド。優しいヴォーカルから変拍子、台詞、転調と万…

渋谷直角『カフェでよくかかっているJ-POPのボサノヴァカバーを歌う女の一生』

サブカルの「サブ」は、サブプライムの「サブ」と同じで「下位」という意味。自分の好きなものが「サブ」と言われるのはどうなんだろう。「サブっていうな」と思うか、それとも「サブ上等」と思うか。はてなで「サブカル女とは」というページがあった。悪意…

『とある科学の超電磁砲S』20話「フェブリ」

『とある科学の超電磁砲S』20話「フェブリ」を観た。好きなシリーズだから苦言を呈しておくが、ああいう露骨な「お風呂回」は不要だ。ストーリー的にも不自然だし、諸々の規制により、最終的には「水着回」よりも露出が大幅に少なくなる。OVAでもない限り。…

『Re:キューティハニー』BD-BOX化

庵野が総監督を務めたOVA『Re:キューティーハニー』がBD-BOX化される。Re:キューティーハニー コンプリートBlu-ray(Blu-ray Disc)出版社/メーカー: TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)発売日: 2013/10/11メディア: Blu-rayこの商品を含むブログ (1件) を見る3話完結…

「みなみ先生の1日」

えっくす☆きゅーとシリーズは、フィギュアとドールのどちらに入れるべきなんだろう。 植毛された髪や、可動関節や、カスタマイズできるコスチュームは、まさにドールの特徴と言える。 一方で、アニメ顔のアイプリントはドールの概念から遠く離れているように…

打ちのめされる喪失感―新海誠『ほしのこえ』

クラクラきた。新海誠のショートフィルム『ほしのこえ』を観た。僕と彼女の距離はどんどん離れていく。メールが届くのに8年もかかるほどに。もうこの事実だけでクラクラする。名状しがたい恐怖に襲われる。彼女は15歳。巨大ロボットに乗って、太陽系の外に…

これは恋ではないとしても―『青い花』Blu-ray BOX発売

これは恋ではなくて ただの痛み 抱きあうたび ひどく痺れるよう (「これは恋ではない」ピチカートファイブ) 人は孤独と不安を埋めるために何かを求める。それが何かは人それぞれ。家族。異性。同性。禁断の果実。あるいは宗教。志村貴子の描く『青い花』で…

グッスマ版イチカ先輩が来る

水着とかネグリジェとか扇情的なのはお腹一杯。僕は、品格のある先輩が好きなんだ。ということで、制服姿こそ至高。しかも、たらく絵を再現。そんな貴月イチカ先輩のフィギュアが出る。それもグッスマから。ということで、これはクオリティ的にも期待できる…

歴史の闇が暴かれる―『新世界より(3)』

いよいよこの世界の光と影の「影」の部分が明らかにされる巻。及川徹の画力はますます高くなっている。冒頭のボノボ的な百合シーンは濃厚に、そして後半の血塗られた歴史はおどろおどろしく。これは続きが待ち遠しい作品。DVD付の限定版が3,800円。通常版は4…

この想いは純愛なのか―『姉の結婚(5)』

前巻では、真木との関係も解消し、川原との結婚話も白紙になったヨリ。さて、その次の展開は―いまや、ヨリも年下の女子から憧れられるくらいの、押しも押されぬ自立した女性である。一方、真木は、相変わらずヨリのことを忘れることができるはずもなく、その…

UはユウのU―『U』今日マチ子

マンガ・エロティクス・エフが「今日マチ子のエロス」を大特集したのが2010年11月だからもう1年半前になる。その号の表紙にもなった『U』が連載を終えて単行本化された。公式紹介は以下の通り。 ◆「あなたを殺したい」 ―――人間の力を超え、コピーロボットの…

渡辺ペコ『ボーダー(1)』

始まりがあれば終わりがある。終わりがあれば始まりがある-『にこたま』の最終巻と同時に発売されたのが、渡辺ペコの新作『ボーダー』の第1巻。主人公は男子大学生の清田。ガールフレンドの桜井との微妙な距離感とか、憧れを感じる「お姉さん」を追いかけ…

完結―『にこたま(5)』

渡辺ペコの『にこたま』の最終巻。あっちゃん、コーヘー、高野さん、それぞれに選択がある。三者三様。あっちゃんのポジティブな選択も、コーヘーの受け身な選択も、高野さんの強い選択も、それぞれに未来があると感じさせる。正しいかどうかは分からなくて…

古手川唯のフィギュア

オーキッドシードから「ToLOVEる」の古手川唯のフィギュアが発売になった。まつ毛の感じが初期の頃のようだとか、ボディ回りがあまりすっきりしていないとか、いろいろな評判があるが、これはこれで良い出来だと思う。特に、唯のフィギュアはこれが初めてに…

学年No.1アイドル~2013年度

毎年恒例の学年No.1アイドル。2012年度の高校三年生No.1二階堂ふみが高校を無事に卒業(本当に良かった)ということで、新年度のNo.1を今年も勝手に選出。高3・橋本愛 高2・未来穂香 高1・杉咲花

『PSYCHO-PASS サイコパス』最終話

『PSYCHO-PASS サイコパス』最終話を観た。物語の集大成。脚本も作画も声優の演技もまさに劇場版クオリティ。いや、この余地を残した終わり方であれば、来年あたり本当に劇場版をやるかもしれない。塩谷直義監督作品では『BLOOD-C The Last Dark』もかなり良…

もっと続きを読みたかった―『Gまるえでぃしょん(2)』

河下水希先生がジャンプSQでノリノリで連載していた『Gまるえでぃしょん』(前巻のインプレは「ノリノリである―『Gまるえでぃしょん(1)』 - SHARPのアンシャープ日記」でエントリー)。第二巻にして最終巻を買った。G丸が物語を動かすところは相変わらず…

寝不足の三月になりそう―『PSYCHO-PASS サイコパス』また神回

『PSYCHO-PASS サイコパス』の21話「血の褒賞」のクオリティが凄すぎる。塩谷直義監督が自ら「今夜は是非…生で見ていただきたい話数です」とtwitterで呟いていたが、観客の期待のハードルが上がったのを軽々と上回るほどの神回だった。構成、作画、台詞、そ…

Amazon買取サービスで北米版BDを売却

円高の時にAmazon.comからアニメのBD BOXを相当購入していた。この手の「並行輸入盤」は、BOOKOFFやまんだらけでの買取は事実上行なっていないが、Amazon.co.jpの「買取サービス」の対象にはなっている。今回、BDのコレクション入れ替えをしようと、最近見な…

2013年春アニメ

まずは2013年冬アニメの総括から。最も面白いのは『PSYCHO-PASS サイコパス』。前クールでも傑作だったが、神回の16話以降、完全に目が離せない展開になっている。時代を超えるSF設定。人間とは何か、文明とは何か、秩序とは何かを考えさせるテーマ。大きな…

「スタッカート・デイズ」はTom-H@ck節の神曲

『ヤマノススメ』の主題歌「スタッカート・デイズ」がいよいよ明日発売。「けいおん!」の一期を彷彿とさせる癒され感はTom-H@ckならではの神曲。あおい(CV:井口裕香) とひなた(CV:阿澄佳奈)の二人の息の合ったボーカルも聴きどころ。TVオンエアの30秒バージ…

時をかける(かもしれない)少女―『マホロミ(2)』

建築っていいなと思わせる冬目景の『マホロミ』の最新刊。ほぼ1年振りの新刊、というのはまあ予定通りと言ってもいいんだろう。あらすじは以下。 真百合と出会い建物の記憶を視る能力に目覚めた土神。 大学で建築を学びながら建物たちの過去に触れるうちに…

クラウザーさんと根岸君はどっちが本性なのか―『君は淫らな僕の女王』

『月は無慈悲な夜の女王』みたいな話かと思って読んでみたら全然違う話だったでござる。むしろ、主人公のメガネ君の願いが人間の力を超えたところで叶うとか、部屋の中のドアを開けるととんでもないところにつながるとか。四次元的な設定。これは、ロバート…

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」のBDクルー!

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q EVANGELION:3.33 YOU CAN (NOT) REDO.」のBDが4月24日に発売されると発表された。ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q EVANGELION:3.33 YOU CAN (NOT) REDO.(初回限定版)(オリジナル・サウンドトラック付き) [Blu-ray]出版社/メーカー:…

内面を抉られるミステリ―『ウツボラ』中村明日美子

いつかは『ウツボラ』について書かなくてはいけないと思っていた。中村明日美子のサイコサスペンス。全2巻。だが、なかなか書けずにいたのは、この作品が読者の内面を抉る性質を持っているからだろう。ストーリーは以下の通り。 謎の死を遂げた美少女「藤乃…

向田邦子のよう―『式の前日』穂積

穂積のデビュー短編集『式の前日』を読む。表題作の「式の前日」は短いながらも強い余韻を残す話だが、その次に収録されている「あずさ2号で再会」もまた心温まる話。この作家の場合、あらすじ自体がネタバレになりかねず、それによって感動が減じられるこ…