ハコイリ♡ムスメ 「AKIBAスカウトライブ劇場」@AKIBAカルチャーズ劇場

AKIBAカルチャーズ劇場が今年に入って新しく始めた「AKIBAスカウトライブ劇場」。

初回の今日は、今やAKIBAカルチャーズ劇場の看板娘とも言えるハコイリ♡ムスメ。

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最初は「AKIBAスカウトライブ劇場」というのが何なのか分からなかったけれど、ネットでライブを鑑賞できて、ID付きでメッセージも送れるという「同時・双方向型」の新しいサービスということ。劇場の後方には関係者らしき人たちの姿も見えた。

PCでもスマホでも楽しめるということで、劇場内で「スカウトライブ」にログインしてメッセージを送るファンも。

ライブは、冒頭は渡辺満里奈が1987年1月1日にリリースしたセカンドシングル「ホワイトラビットからのメッセージ」とカップリング曲の「ジェリービーンズのロマンス」を連続で。

昨年末のクリスマスライブはQlairのブロックがあったけれど、年始のライブには渡辺満里奈が似合うね。

自己紹介に続いて、CoCoの「はんぶん不思議」、渡辺美奈代の「Winterスプリング、Summerフォール」。

新しいメディアでのライブの披露ということもあってか、いつもにも増して完成度の高いパフォーマンスのように見えた。

続いてはトークコーナー。

ここでは劇場内のファンがあらかじめ投票した質問の入った箱にメンバーが手を入れて質問をピックアップ。

「他のメンバーの今年の目標を決めてください」
(ぽにょがみおちゃんに「借りたお金は返そう」という恒例のネタを展開。)

「兄弟姉妹で欲しかったのは」
(一人っ子揃いの三期生から万葉が「お姉ちゃんに勉強教えてもらいたかった」と言えば、かれんちゃんが「私、お兄ちゃんにも弟にも甘やかされている!」と告白)

推し変についてどう思う」
(ぽにょが「アイドル好きとして気持ちはわかる」と言ったのに、みおちゃんは「人としてありえなくないですか?!」と厳しい。かれんちゃんは「推し変は仕方ないけど、急に素っ気なくされるとこっちもどうしていいか困る」と。これもぽにょが「申し訳ないというか、気まずいんですよ」とファンをフォロー)

「ハコムスの曲で好きなのは」
(戸羽望実「ジェリービーンズのロマンス」、吉田万葉「パジャマでドライブ」)

こんな感じ。

万葉の「パジャマでドライブ」は、いつか劇団ハコムスで聴いてみたいね。

トークコーナーの時には、スクリーンにログインしたファンからのコメントも映し出され、双方向メディアならではの可能性を感じた。

ライブ後半は、より幻想的な雰囲気へ。

「星降る夜の招待状」(ハコムス)、「土曜日のタマネギ」(斉藤由貴)、告知を挟んで「さよならのプリエール」(ハコムス)、「無言のファルセット」(CoCo)。

大きな流れの中で張り詰めたような空気感があった。


「AKIBAスカウトライブ」は、今月はここAKIBAカルチャーズ劇場で、アイドルカレッジフィロソフィーのダンスのライブがそれぞれ予定されている。

普通のライブとも、Pigooのオンエアとも違った「双方向型」ならではの特徴をどこまで出せるのかに注目していきたい。


終演後は、全員握手へ行って新年の挨拶を済ませた。


そして、「2017年のハコムス」のテーマで募集されてハコムスカフェに展示されたフォトコンテストの選出作品に、メンバーがサインを入れるというイベント。

僕は2作品選んで頂いていた。

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これは、大学に合格してライブに復帰したばかりの鉄戸美桜ちゃんを撮影したもの(飯田橋ラムラ区境ホール)。

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もう一枚は、ゴスロリ衣装の吉田万葉ちゃんのウィンクの瞬間(飯田橋ラムラ区境ホール)。


ハコムスはステージが大好きなんだけれども、写真を撮る機会も多く、そして定期的にコンテストを実施しているのが楽しい。


2018年もハコムスの成長を追いかけていきたいと思う。楽しみながら。


(セットリスト)

1 ホワイトラビットからのメッセージ/渡辺満里奈
2 ジェリービーンズのロマンス/渡辺満里奈
MC
3 はんぶん不思議/CoCo
4 Winterスプリング、Summerフォール/渡辺美奈代
トーク
5 星降る夜の招待状/ハコムス
6 土曜日のタマネギ/斉藤由貴
MC
7 さよならのプリエール/ハコムス
8 無言のファルセット/CoCo

さあいま窓を開けるよ 未来を信じる勇気で〜Fullfull☆Pocket 中原ありす&田附未衣愛 卒業公演@白金高輪SELENE b2

さあいま窓を開けるよ 未来を信じる勇気で
大きく吸い込んだ風が やがて声に変わるまで
果てしない空のその向こうに 見えた気がした
わずかだけど 確かな光
Fullfull☆Pocket「光」)


最初に書いておく。

Fullfull☆Pocketの前身グループであるからっと☆を僕が初めて知った時は、石井栞が小学六年生の最年少メンバーとして入っていた。

だから、中原ありすと田附未衣愛の二人が、からあげ組からからっと☆、そしてFullfull☆Pocketと5年を超えた歳月を歩んできた「重み」の本当の意味は分かっていない。

そんな僕が二人の卒業ライブに行ってもいいものなんだろうかと柄にもないことを考えたりもした。

だが、からっと☆がやや唐突ともいえる解散となった時のワンマンで、中原ありすが繰り返した「なんで終わっちゃうんでしょうね」という悲痛な言葉は忘れられずにいる。

sharp.hatenablog.com


その数ヶ月後に@JAM EXPO2015のブルーベリーステージでFullful☆Pocketとして「復活」した時のライブの興奮も覚えている。

sharp.hatenablog.com

だから、二人が「やりきった」という心持ちでフルポケを卒業していくのであれば、その姿を見届けたいと思って、結局行くことにした。

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場所は白金高輪SELEN b2。ステージ上に大型のスクリーンのある清潔感のあるハコ。

場内は満員で、OPSEの「piano disco」が流れて、スクリーンにメンバーのプロフィールが映る。

メンバーが純白の衣装で登場し、「フ♪レフ♪レミライ!!!」でライブが始まる。

スクリーンにはVJが映し出され、演出効果を高める。

ノンストップで「ときめきマフラー」、イントロを長くした「I my me mine」でMCを入れつつ、やはりノンストップで「わがままフェアリー」「カンフー乙女。

昨年春に加入したばかりの宇敷陽南がしっかりと踊って歌っている姿を見て、だいぶ体力がついたな、成長したなと改めて驚く。

メンバーがステージからはけると、スクリーンには「からあげ組」の頃の中原と田附のVTRが流れる。

当時の衣装の二人がステージに登場して、「みんなのからあげ」を二人だけで歌う。

僕がこの曲を聴くのは初めてではなかったけれど、この衣装で二人で歌うのを聴くのは初めて。感動。


石井と宇敷も合流すると「から☆コロ☆しゅっぽん」「ベリーベリー!アイスクリーム!」「からっと☆晴れたね!」と、初期からっと☆曲のオンパレード。

続いてはアコースティックコーナー。

TDこと多田慎也の率いるピアノ・ギター・カホンのアコースティックバンドで「キミトシル」「darlin’」を。

フルポケというグループがハモリの美しさを聞かせるグループだということを改めて感じるパフォーマンス。

「あなたに」のシンガロンで盛り上がって、アコースティクコーナーは終了した。

そしてライブは佳境へ。

畳み掛けるように「ドットアオゾラ」「フタリアオゾラ」「きみがだいすき♡」「東京少女」のノンストップで再びアクセルを踏むように盛り上げると、ここでメンバーから挨拶。

宇敷:ありすちゃんとみいあちゃんがいなくなっても心配されないフルポケになりたい
石井:これからも「Fullfull☆Pocketのファンでいてよかった」と思ってもらえるグループにしたい
中原:ずっと自分の居場所だった。卒業してからも応援していきたい。
田附:今のフルフルポケット、みいあを忘れないでほしい。

こんな感じだったかな。

卒業する二人には、ファン有志が用意したメンバーカラーの花束が贈られる。

挨拶に湿っぽいところは一切なく、卒業するありす、みいあからは「達成感」と「感謝」を、後を託されるしぃとひなからは「覚悟」と「意欲」と感じることができた。

最後のブロックは、今のフルポケの最高到達点ともいえるパフォーマンス。

みいあの「皆さんと今この時代を一緒に生きられて幸せです」という曲振りに続いて名曲「今を生きる」。

「誰かが書いたストーリーを破って さあ進もう」という歌詞のメッセージが心の奥底にまで届くよう。

「流星Flashback」の後、最後の曲は「光」。

スクリーンには、ホタルのような微かだけど確かな光。

さあいま窓を開けるよ 未来を信じる勇気で
大きく吸い込んだ風が やがて声に変わるまで
果てしない空のその向こうに 見えた気がした
わずかだけど 確かな光
Fullfull☆Pocket「光」)

切なさ、強さ、美しさ。その全てが渾然一体となったようなパフォーマンス。

ハモリの美しさも、ダンスの表現力も特筆すべきレベルで、これが現体制のフルポケの最高到達点だと思える。

鮮烈な姿がまぶたに焼き付いたまま曲が終わり、メンバーがステージを去る。


客席からは「アンコール!アンコール!」というコールが起き、やがて「ありす!みいあ! ありす!みいあ!」というコールに変わる。

大きなうねりが生まれたところで、グッズのTシャツに着替えたメンバーが登場。

「アンコールありがとうございます!」「もっともっと盛り上がれますかー?」に続いて、キラーチューンの「おひさまスプラッシュ!」。

間奏でのみいあの決め台詞「ねえ、いま目が合ったよね?」は「ねえ…みんなありがとう!!」に変わった。

最高な盛り上がり。

曲が終わると、TDバンドのメンバーもステージに呼ばれて、客席のファンも合わせて全員で記念撮影。

そして、多田慎也さんから贈る言葉

「フルフルポケットの曲は歌うのに難しい曲ばかりだが、楽曲を提供する方としてもそこで妥協しないできた」
「そんな曲を文句ひとつ言わずに歌ってくれたメンバー、特に今日卒業するありすとみいあには感謝しかない」
「今日のライブでも歌を聞いていたら、しおりの歌の中に、ありすとみいあの成分あった」
「こうやってフルフルポケットの“イズム”が引き継がれていくというのに感動を覚えたし、この先もきっとしおりとひなが受け継いでいってくれると思う」

フルフルポケットの楽曲と世界観が引き継がれていくといいなと思う。

そして、石井栞の口から自身が次期リーダーになることが発表され、「ファンの皆さんにはこれからも付いてきてほしい」と。

大団円のムードが高まったところで、最後は「虹色シャッフル」。

サビでは、ステージのメンバーが「虹色トレイン」を作って舞台の上手・下手を移動する。

それに合わせて、観客がぎっしりと詰まったSELENE b2の客席でもファンが右に左に大移動。

フルポケのメンバーとファンが一体となった瞬間だった。

曲が終わると、メンバー4人が手を繋ぎ、マイクを外した生の声で「以上、フルフルポケットでした。ありがとうございましたー」と挨拶。

中原も田附も笑顔でステージを後にし、袖に引っ込むところで「ありがとうございましたー」(中原)、「幸せでしたー」(田附)とラストメッセージ。



客電が点いて、客出しの音楽が流れてくると、大きな会場のあちこちから「よかった」「最高」などの声が聞こえてくる。

アメンバーの二人が卒業するという大きな節目になるライブだったが、湿っぽさはほとんどなく、楽曲も全曲披露、アコースティックパートもあり、そしてVJを活用した演出も楽曲の良さを引き立て、ある意味で「全部乗せ」的なライブ。

フルポケ現体制の集大成といってもいいだろう。




ライブの翌日、田附は「沢山の思い出をありがとう」というタイトルでブログを更新した。

ameblo.jp

文字通り青春時代をアイドルに捧げた田附が、アイドルとしてのデビュー以来の期間を振り返って、改めてファンへの感謝を伝える内容。

自分の応援しているアイドルが卒業するときに、活動期間をこんな風に言ってくれたらファン冥利につきる、というお手本のようなブログ。



この先のフルポケがどのようになっていくかは、正直言ってよくわからない。

それくらい「ありす・みいあ」の存在は大きかった。

だが、後を託された次期リーダーの石井栞は中3とは思えないくらいしっかりしているのが挨拶からも伝わってくるし、去年加わった宇敷陽南はこの1年で大きく成長している。

どんなメンバーが入るにせよ、TDこと多田慎也楽曲という大きな武器がフルポケにはあるし、からっと☆結成以来の「魂」とでもいうべきものをしっかりと受け継いだしぃとひなちゃんなら、きっとこの先も素晴らしいパフォーマンスを見せてくれるに違いないという点は確信できる。


今日卒業したありす・みいあの二人に心から感謝しつつ、この先のフルポケの活動にも期待したい、そう思わせる最上級のワンマンライブだった。




おまけ。

今回、Sチケットで入ったので、ひなちゃんの手描きのメッセージカードをもらえた。

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尊いよ、ひなちゃん。。。

(セットリスト)

0 piano disco
1 フ♪レフ♪レミライ!!!
2 ときめきマフラー
3 I my me mine
4 わがままフェアリー
5 カンフー乙女
VTR
6 みんなのからあげ(中原・田附)
7 から☆コロ☆しゅっぽん
8 ベリーベリー!アイスクリーム!
9 からっと☆晴れたね!
10* キミトシル
バンドメンバー紹介
11* darlin’
12* あなたに
(*アコースティック)
13 ドットアオゾラ
14 フタリアオゾラ
15 きみがだいすき♡
16 東京少女
メンバー挨拶〜花束贈呈
17 今を生きる
18 流星Flashback
19 光
en1 おひさまスプラッシュ!(間奏セリフ「ねえ…みんなありがとう!」
MC記念撮影
多田慎也さんから贈る言葉
次期リーダー石井栞から挨拶
en2 虹色シャッフル

ハコムス野外音楽会@ 飯田橋ラムラ区境ホール(第1部)

年末年始はゆっくりしていたいので、大晦日と三が日はヲタ活はしないと決めている。

ということで、今年のヲタ活初めては、飯田橋ラムラ区境ホールでのハコムスの野外音楽会。

今回はハコムスが野外音楽会を初めて記念すべき第20回。

そして、阿部かれんちゃんが復帰して初。

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新年にふさわしい「ホワイトラビットからのメッセージ」(渡辺満里奈)。

メインボーカルとなる吉田万葉の伸びやかな歌声がホールに広がる。

そして「少女時代」(斉藤由貴)。

8人のハコムスが並ぶステージは華やかでもあり、少し手狭でもあり。

自己紹介の後は、お正月のエピソード。

戸羽望実:インフルエンザで寝ていた

寺島和花:塩野虹ちゃんと一緒にエビ中の廣田さんの転校ライブに行った

鉄戸美桜:初詣行って小田原行った。カマボコの写真を上げたら「まだかまぼこ好きやってるの?」みたいなリプがついて、新年早々イラッとした

のんちゃん元気になってよかったね、とか、わかちことなーちゃんはエビ中のライブを楽しめてよかったね、とかいうほっこりする流れの中に、みおてつどのスパイスがぶっこまれてMCが味わい深くなる。


「ガールズ・オン・ザ・ルーフ」(渡辺美奈代)、「Like a Shooting Star」(アイドリング!!!)ときて、最後は塩野虹の泣き真似というお約束から「約束のポニーテール」(三浦理恵子)。

年始にふさわしい穏やかで楽しいヲタ活初めになったし、ハコムスの単独現場を選んでよかったと思う。


終演後は、新衣装で初の野外音楽会となる阿部かれんちゃんを撮影。

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2週間前に復帰したばかりとは思えないフォトジェニックなアイドル。

2018年のハコムスは期待できると確信した。

(セットリスト)

1 ホワイトラビットからのメッセージ/渡辺満里奈
2 少女時代/斉藤由貴
MC
3 ガールズオンザルーフ/渡辺美奈代
4 Like a Shooting Star/アイドリング!!!
MC
5 約束のポニーテール/三浦理恵子