Mix Cultures vol.6@秋葉原ZEST

休日中心に稼働するイメージのハコムスだけど、今回は金土日月と週末を挟んで4日連続のイベント。

金曜は銀座でさんみゅ〜との2マン、土曜は東金みのりの郷で女学生衣装で野外音楽会、日曜は山野ホールでフェスに参加、そして締めくくりとなる今日月曜は秋葉原ZESTでアンカーレディ他との共演。バラエティに富んでいる。

アンカーレディといえば、メンバーの芹山梨乃がハコムスの振り付けを行なっているという縁のある先。

ハコムスの出番は出演者揃ってのトークショーに続いて2番目。

トークショーでは「クリスマスプレゼントにもらってくれしかったもの」がテーマ。

ハコムスはJC1コンビの塩野虹と井上姫月が回答。

塩野「プリパラのカードケースが欲しいってお願いしたら、サンタさんはカードもつけてくれたんですよ!」
井上「もらってうれしかったのは人をダメにするソファ。でも、あれ本当によくって、人としてダメになった気がする(笑)」

好対照だった。

昨日体調不良だった寺島和花も元気にステージに立っていて一安心。

ライブは、アンカーレディの芹山梨乃が振り付けた5曲で構成されるセトリ。

クロールする「水平線でつかまえて」、シンプルで力強い「恋のチャプターA to Z」。

ユニット曲で、吉田・井上の掛け合いが楽しい「割ってしまった卵」、我妻・吉田のしっとりとしたデュエットが心にしみる「ちいさなBreakin' my heart」。

そして、最後はじわじわ盛り上がる「犯人はあなたです」。

こうして5曲聞いてみると、振り付けが楽曲に合っていて、無駄がなく、曲の世界観を引き立てるものになっていると気付かされた。

ハコムスのライブは毎回違うし、きちんとテーマというが物語性を見せてくれるのがいいよね。

ぽにょも言っていたけれども、もうすぐ鉄戸美桜も戻ってくるということで、現体制でのパフォーマンスはそろそろ「まとめ」の時期。

半年前なら「我妻+吉田・井上+寺島・塩野」でどんなパフォーマンスができるかどこかで心配なところがなかったと言えば嘘になるけど、今なら自信を持ってこのメンバーでのパフォーマンスを大勢の人に見て欲しいと言える。

そんな感じで大きな成長を感じさせてくれるステージだった。

現体制でのライブはあと2回くらいかな。

見届けていきたい。

(セットリスト)

1 水平線でつかまえて
2 恋のチャプターA to Z
MC自己紹介
3 割ってしまった卵(吉田・井上)
4 ちいさなBreakin‘ my heart(我妻・吉田)
5 犯人はあなたです

ハコムスの後は、そのアンカーレディのライブ。

初見。並行物販に行ったりしていて最初から全部見たわけじゃないけれども、GALETTeのカバーとか楽しかったし、想像していた以上にフレッシュなパフォーマンスだった。

終演後はハコムスの特典会へ。

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元気になったわかちこのソロチェキ。

これ見てるだけで元気もらえるし、病気も治りそうな気がする。



ということで、ハコムス4デイズ。気付いたら全通していた。

僕の場合、「行きたいところに行き、買いたいものを買って、撮りたいものを撮る」っていうスタンスなんだけれども、今はハコムスを見ているのが一番面白いわけで、その分現場に行く回数も一番多くなるね。

第6回アイドル楽曲大賞2017に投票した

今年も締め切り日に投票。

毎年言ってるけど、今のシーンで「インディーズ5位まで」は少ないね。

メジャーアイドル楽曲部門

1位 プロミスザスター / BiSH

坂道一強時代となった2017年のメジャーシーンの中で、ほぼ唯一と言っていいほど希望を感じさせたBiSH。そんな彼女たちを象徴するような曲。

2位 夢で逢えるから / 吉木悠佳

リーダーを務めるParty Rockets GTのロック路線とは全く別のAORというかR&Bを感じさせる吉木ソロ。中でも「パティロケ解散」を想定して歌詞が書かれたというこの曲は切なさと覚悟が滲む。

3位 わたし時々、魔法少女 / 虹のコンキスタドール

イントロからして小沢健二の「ラブリー」オマージュだが、歌詞はコスプレ少女の苦悩と自己肯定を描いた虹コンらしいナンバー。青組の蛭田愛梨ちゃんが歌うと破壊力倍増。

4位 water lily ~睡蓮~ / 東京女子流

2017年、TIFや@JAM EXPOへの出演でアイドルシーンに戻ってきた女子流。音楽的・表現的には「戻ってきた」ということではなく、確実に新境地を切り開いている。そんな彼女たちを象徴するような最新ナンバー。ダンスとボーカルのコンビを存分に堪能したい。

5位 風のミラージュ / さんみゅ~

サンミュージックのこれまでのアイドルのエッセンスを取り入れた切なさ溢れる良曲。ライブでの歌唱力もメキメキと付いていて、音源を上回るパフォーマンスが楽しめるようになっている。

インディーズ/地方アイドル楽曲部門

1位 3WD / Task have Fun

今年の夏フェスを文字通り「席巻」したと言っても過言ではないナンバー。話題性の作り方も完璧だった。

2位 真夏の恋のファンファーレ / ハコイリ♡ムスメ

シティポップの要素を取り入れるアイドルが増える中で、ハコムスが今年の夏にリリースした楽曲。ハコムスらしく、80年代あたりの山下達郎とかオメガトライブみたいなテイストで仕上がっている。メンバーによるパフォーマンスも「あの頃」の時代性をオマージュしたものになっている。

3位 好きな曜日はxx / パンダみっく

いま一番ライブが熱いアイドルは、実はパンダみっくだと思っている。去年から、ゴリゴリのロック系のカバーを中心に活動してきたが、オリジナル曲も順調に増え、ついにリリースしたファーストシングルがこれ。期待を裏切らないどころか軽々と超えてきた。全員中一ということで今後の成長も楽しみ。

4位 夢見る花小路 / RYUTist

毎年良質なアルバムをリリースし続けている。今年も良作だったが、中でもこの「夢見る花小路」は、小洒落た要素を入れてきていて、RYUTistの新たな境地を開いたと言える一曲。

5位 360°シューティングガール / 桜エビ~ず

スタダにいながらスタダっぽくないグループの筆頭格とも言える桜エビ〜ず。今回待望のファーストCDがリリースされたが、この曲はディスコファンクなナンバーで松井時代の女子流とかGALETTeを彷彿とさせるナンバー。理屈抜きに踊って楽しめる。

アルバム部門

1位 『Blue Ocean Fishing Cruise』 / つりビット

つりビットが満を持して投入したセカンドアルバムは、シティポップのフレイバーが効いていて統一感のあるコンセプチャルな手触り。シングル曲・カップリング曲が多めなのだが、そう感じさせないのは、常にブレない音楽作りあってこそ。決して色褪せないエヴァーグリーンな一枚。

2位 『cocoon ep』 / sora tob sakana

思春期のメンバーの成長に合わせて、新しい楽曲も「成長」しているところがオサカナの凄いところ。複雑さを増しつつ、強さもにじませるこのミニアルバムは、最近のオサカナの境遇に重なる一枚。3年連続オサカナに投票しているが、飽きないどころか、これからの展開に期待が膨らむばかり。

3位 『WHY@DOLL』 / WHY@DOLL

ものすごく尖ったところがあるかといえばそうではないのだけれど、楽曲のクオリティ、ライブのパフォーマンスにおいて、今のほわどるほど安定感のあるところもまた少ない。激動のアイドル界における「良心」みたいな存在になりつつあるが、この世界が続いていくことを願うばかり。

推し箱部門

ハコイリ♡ムスメ

2014年に「女優志望の女の子7人」で結成されたグループ。実際に女優の道を選ぶなどしてオリジナルメンバーの多くが卒業し、その後加入した2〜4期のメンバーが大半になっているが、活動内容が全くぶれることなく、むしろ磨きがかかっている。

カバー曲のレパートリーは季節ごとに一新され、季節感あふれるオリジナル曲を年に4曲リリースするという運営の方針もしっかりしているし、運営の目指すグループ像をメンバーが十分に理解して活動しているところが推せる。進学を控えたメンバーを「一時活動休止」として学業優先とし、残りのメンバーたちで活動を支えるという運用も、世知辛い今の世の中ではホワイトさが際立つ。

事実上唯一のオリジナルメンバーとなったリーダーの我妻桃実が、経験の浅い3期生・4期生を率いるチームワークも見所。特に4期生の寺島和花・塩野虹・戸羽望実が毎日成長していく姿から目が離せない。

ミュージックパーク〜Girls & Music Theater Vol.8〜@山野ホール

山野ホールで開催されたミュージックパークへ。

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全席椅子席・入場順自由。

前方はスタンディング可、広報段差は着席。

13時から20時までの充実したフェスで、これで3000円はリーズナブル。

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3列目センターで鑑賞開始。

sora tob sakana(13:00-13:20)

トップバッターはオサカナ。

新しいOPSEはまだ聴きなれないが、エキゾチックな「鋭角な日常」への繋がりは、さらにステップアップしたオサカナの世界を感じさせた。

オサカナにはホールが似合うね。

(セットリスト)

0 OPSE
(山崎愛「sora tob sakana始めます」)
1 鋭角な日常
2 Summer Plan
3 My notes
4 夏の扉
MC告知

amiinA(13:40-14:00)

2曲目に「Canvas」を入れて、シンガロンの盛り上がりを前半に持ってきた。

3年数ヶ月ぶりに見たamiinAのホールライブは、モッシュやサークルがなくても楽しめた。

メンバーが変わり、楽曲が増え、ヲタクが多くなっても、チームamiinaが音楽に真摯に向かい合う姿勢には変わりがなく、むしろ深みが増した。

相変わらずのMCの緩さにも癒されるいいステージだった。

(セットリスト)

0 vega
1 soar
2 Canvas
MC自己紹介
3 Callin'
4 lilla
5 cosmos

Fullfull☆Pocket(14:15-14:35)

来月に、ありすとみいあの卒業を控えたフルポケ。

今週、からっと☆時代からのベストアルバムのリリースが予定されていることもあり、セトリは新旧の曲をバランスよく織り交ぜた。

楽しさしかないライブだった。

(セットリスト)

0 OPSE
1 ドットアオゾラ
2 フタリアオゾラ
MC自己紹介〜告知
3 光
4 流星Flashback

Task have Fun(14:35-14:55)

OPSEで入場後、「3WD」のイントロが流れると会場が一体になる。

そこからのバラエティに富んだセトリで音楽の幅が広がってきたことを感じさせた。

(セットリスト)

0 OPSE
1 3WD
2 幻想セレナーデ
MC自己紹介
3 全開!Teenage Riot!
4 ふぁんふぁんエブリデイ
MC告知

はちみつロケット(15:50-16:15)

Task終わりで席が空いたので2列目へ。

来年ポニーキャニオンからのメジャーデビューが決まったはちロケ。

気力の充実したライブを見せてくれた。

直前の奥澤組ともども25分という長めの枠。

会場の盛り上がりもあって、満足度が高かった。

ふらっぺIdolぷろじぇくと研修生

ふらぷろ生のひたむきなパフォーマンスには心打たれる。

「STAR LIGHT」で最高に盛り上がった。

(セットリスト)

1 STAR LIGHT
2 ふらっぺIdolぷろじぇくとのテーマ
MC自己紹介

パンダみっく

パンダヲタが前方1−3列目に集結。

そこに登場したパンダみっく。

盛り上がらないはずがない。

自己紹介も告知も挟まない得意のスタイルで密度の高いライブ。

会場の熱気も凄かったし、僕も汗だくになった。

(セットリスト)

0 OPSE
1 ワールドエンドサイレン
2 パラレルワ
3 まみむめも
4 好きな曜日は××
5 今夜がおわらない

ハコイリ♡ムスメ

最前の席を譲ってもらって一番前へ。

高いステージで見るハコムスはいつもの2倍くらいの眩しさ。

オリジナル曲「星降る夜の招待状」から「恋のチャプターA to Z」「犯人はあなたです」という今のハコムスの王道レパートリー。

会場も熱気を帯びていく。

塩野虹ちゃんの泣き真似からの「約束のポニーテール」。

寺島和花ちゃんの体調が悪そうだったのを除いて、今のハコムスメンバーの力を出し切ったようなステージだった。

(セットリスト)

1 星降る夜の招待状/ハコムス
MC自己紹介
2 恋のチャプターA to Z/河合その子
3 犯人はあなたです/フリフリアイドリング!!!
MC
4 約束のポニーテール/三浦理恵子

AIS(アイス)

初のワンマンに向けて実力を磨いているAIS。

マイクの不調にも負けず、観客を引き込むパフォーマンス。

ライブ向きのキラーチューンを中心に組んだセトリで、大勢の客を引きつけた。

楽しさ溢れるライブだった。

(セットリスト)

1 こいしょ!!!
2 完璧ぐ〜のね
3 GO MY MAY!!
4 ドキッ!こういうのが恋なの?
5 Over the Future

物販・特典会

ハコムスの握手会のみ参加。

ステージで具合の悪そうだった寺島和花ちゃんが欠席。

昨日の野外音楽会が寒かったのだろうか、などと親目線で心配してしまう。

そんな感じで、ハコムスと過ごした3日間を締め括るような会話をメンバーを交わして会場を去った。



ミュージックパーク、出演者もいいし、コスパもいいし、今一番「間違いのない」アイドルフェスの一つだと思う。