『ジェイソン・ボーン』

マット・デイモンの当たり役「ジェイソン・ボーン・シリーズ」。

一応前回までの3部作で完結しているが、同時にいつでも続編が作れるような終わり方でもあった。

ということで、シーズン2のスタートというか、リブートしての新作のタイトルは原点に戻ったような『ジェイソン・ボーン』。

短いカットのつなぎと手ブレを生かしたアクションは健在。

舞台も、反政府デモで混乱を極めるギリシアから始まり、欧州(ドイツ)を経由して、CIAの本丸であるアメリカ本土へ。ネットの新興企業の経営者も登場し、エンターテイメントとしての素材は盛りだくさん。

同じエージェントモノ007シリーズと比較すると、自動車や腕時計ブランドとのタイアップがなかったり、あからさまなラブロマンスがなかったりという点主人公のストイックさが引き立つ。

全体を通して「ジェイソン・ボーン・シリーズ」のイメージを損なうことはなく、マット・デイモンも奇をてらうことない好演。

ただ、「悪党」が分かりやすすぎたり、仇敵が僅差で負けることが予想できたり、都合よく女性の協力者が現れたりするあたり、「課長島耕作」的というか…いや、なんでもないです。

サジタリアス流星群(虹コン青組)「レトルト〜華麗なる愛〜」リリイベ@秋葉原ゲーマーズ

CD買ってますか?

アイドルヲタクなら「オリコンランキング」のためにCDの複数買いをした人は少なくないかもしれない。

だが、オリコンによる大量販売の「精査」によって、販売枚数をバッサリ削られてオリコンランキングも引き下げられるアイドルが増えてきた。

そんな中、Stereo TokyoみたいにCD販売をやめたり、虹コンみたいにラーメンやカレーに音源のQRコードをつけて売るところが出てきたりしている。

これは面白い動きだと思う。

レコードショップ自身も、CDの販売減少を補うために「リリイベ」なんかをやっているけれども、発想としてはCDにこだわる必要はない。

たとえば、大手のタワレコでさえも、雑貨や洋服などCD以外の商品を多角化している。

タワレコはイベントも主催してるし、トレーナーも売ってるし、カフェもやってる。「CDを売る」ではなく「音楽も含めたファッションやライフスタイルを売っている」わけで、音源付きのタイアップ商品を扱っても全然おかしくないはずだが、まだやっていない。

なので、タワレコ系のT-Paletteアイドルではなく、虹コンが先駆者としてラーメンやカレーに音源を付けて売っている。

「レトルト~華麗なる愛~」の音源付レトルトカレー

そんなわけで、虹コンの新曲「レトルト〜華麗なる愛〜」のQRコードが付いたカレーの販売イベントに行ってきた。

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この曲、キワモノでもなんでもなく、「作詞:大槻ケンヂ 作曲:前山田健一 編曲:浅野尚志(SUPA LOVE)」という本格カレー。

「日本印度化計画」とか思い出した人は間違いなくオッサン。。。


イベント会場はAKIHABARAゲーマーズの6階の特設会場。雰囲気はCDのリリイベと何ら変わらない。

ただ、商品がCDではなく、音源付きのカレーだというところ。

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1個1000円だが商品にあえて値段が書いていないところに「配慮」を感じる。

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特典券の名前は「お食事券」となっているが、枚数に応じて握手やチェキ・写メやサインがあるのも、CDのリリイベと同じ。

ということで、積むよね。

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同じ積むにしてもCDより実益があるんじゃないかと思う。

"サジタリアス流星群"(虹コン青組)の単独初イベント

さて、今日の出演者は、虹コン青組ことサジタリアス流星群。

岡田彩夢ちゃんが欠席ながら単独でのイベントが今日が初。ということは、今日いるひとは最古参。

「レトルト〜華麗なる愛〜」を歌った後に、メンバーがひとりずつ自分の憧れの人を言う自己紹介。

蛭田愛梨ちゃんの憧れの人は本田翼だそう。なんとなく分かる。

そして虹コンのアンセム「奇跡100%」「愛だけ叫んで」「トライアングル・ドリーマー」。

また「お前が一番、お前が一番、お前が一番、あいりー!」のコールをやってしまった。

MCに続く最後の曲は、キングレコードからのメジャーデビューシングル「✝ノーライフベイビー・オブ・ジ・エンド✝」。

ユニット名の自己紹介はまだ揃っていないし、ライブもところどころ硬さを感じるところがあったけれど、それを上回る初々しさと健気さを感じることができた。

個人的には、蛭田愛梨ちゃんの純粋無垢な存在感が尊すぎて、近くにいるだけで様々な穢れを落としてくれるようだった。

特典会

カレー一個購入で「お食事券一枚」。

一枚で全員握手、三枚でチェキまたは写メ、一枚でサイン。

といいうことで、全員握手のあと、蛭田愛梨ちゃんのところへ。

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一緒にエアカレーを食べてるところ。

「んまいっ!!」

ちなみに愛梨ちゃんは辛いのもイケるらしい。

そんなこんなで楽しい特典会。

カレーが枯れたー!というくらいの大盛況。


虹コンの音源やカレーに興味ある方で現場が一緒になる方がいれば差し上げます(先着4名、取り置き不可)

ということで、これからはCDの配布芸ではなくて、食品の配布芸がブームになるかもしれない。

(セットリスト)

1 レトルト〜華麗なる愛〜
自己紹介
2 奇跡100%
3 愛だけ叫んで
4 トライアングル・ドリーマー
5 ✝ノーライフベイビー・オブ・ジ・エンド✝

NEO Fes!!! presented by Top Yell@渋谷クラブクワトロ

アイドルフェスといっても、主催者が自らの趣向を出演者に強く反映しているところばかりではない。

そんななか、竹書房の”Top Yell”の冠を掲げたこのフェスは、いま旬な楽曲派のアイドルを多く集めていて、ぜひに行きたいと思うものだった。

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会場は渋谷のクラブクワトロ。

ハコイリムスメsora tob sakana、パンダみっく、AIS-All Idol Songs-、アイドルネッサンス、つりビット…

まるで僕自身が見たいアイドルを集めたかのような出演者ばかり。

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この日はお昼にAISの定期公演があったので、フェスの後半だけを見ることになったがそれでもお目当てが4組。十分元を取れるレベル。

パンダみっく

全員が小学六年生ということで、この日のフェス参加者の中では最年少のはずだが、それを感じさせない堂々としたステージ。

「渋谷」「クラブ」という会場を意識したようなオシャレ系の曲多め。

最後のオサカナカバーの「クラウチングスタート」は胸に迫るものがあった。

(セットリスト)

1 ガールズ・レテル・トーク/ナンバタタン
MC自己紹介
2 シンデレラ/相対性理論
3 とおりゃんせ/パスピエ
4 クラウチングスタート/sora tob sakana
MC告知

AIS(アイス)

AKIBAカルチャーズ劇場の定期公演からの2現場目。

定期とは異なるファン層だったが、一曲目の「ドキッ!こういうのが恋なの?」で会場の空気を掴むと、今日初披露したばかりの「Luvly, Merry-Go-Round」を聴かせ、続けて「Over The Future」「完璧ぐ〜のね」というアンセムでフロアを沸騰させた。

MC後に「ALL THE THINGS SHE SAID」を歌って、単なる沸き曲指向ではないところも示した。

今年に入ってからのAISのライブは、明らかに一皮むけたというか、覚醒した感がありあり。

終演後、知り合いからは「AIS良くなってて驚いた」という声を多く聞いた。

成長を追っているファンとしてはうれしい限り。

来月からAKIBAカルチャーズ劇場での定期公演も隔週となるので、さらに飛躍していくのを期待している。

(セットリスト)

1 ドキッ!こういうのが恋なの?
2 Luvly, Merry-Go-Round
3 Over The Future
4 完璧ぐ〜のね
MC
5 ALL THE THINGS SHE SAID

アイドルネッサンス

アイドルネッサンスは、いきなり「ガリレオのショーケース」でトップギアでのスタート。

次は、宮本茉凜曲と言っても過言ではない「ドカン行進曲(己編)」と予想を裏切るエモい展開。

クラブという会場に合わせたような「Music Lovers」では、Dメロ後の石野理子のフェイクが冴える。

「それが答えだ!」のイントロでは、リーダーの新井乃亜が「今日が私の17才最後のライブです!」というフリがあり、最後の曲は「17才」。

新井の17才最後の「17才」を見届けることができた。


アイドルネッサンスは、去年新メンバーを迎えて8人体制になってからの仕上がりが凄い。

特に昨年11月にZepp DiverCityでのワンマンを成功させてからはメンバーも自身に満ちていて、今年はどのフェスでもトリを飾れるんではないかと思っている。

と思っていたら、来週開催されるタワレコ感謝祭でも、レーベルメイトの先輩たちを差し置いてのトリになることが発表されていた。

今年もアイドルネッサンス旋風はとどまることを知らないだろうと予感させるそんなステージだった。

(セットリスト)

1 ガリレオのショーケース
2 ドカン行進曲(己編)
3 Music Lovers
4 それが答えだ!
5 17才

つりビット

つりビットは最新シングル「My Victory」のピンクの衣装で登場。

初々しさを感じさせる「初めのキモチ」から、切なさをにじませる「レモン海岸」、安藤咲桜センターのとにかくアガれる「Go! Go!! Fishing」と徐々に登っていくようなセトリ。

MC明けで、タオル回しの「爆釣御礼」に続き、「一番じゃなきゃ意味がない」と歌う最新曲「My Victory」でフィナーレ。

王道カワイイ姿で魅了しながら、ライブの実力も十分。

来月の赤坂BLITZでのワンマンに向けて充実していることが手に取るように分かるライブだった。

(セットリスト)

1 はじめのキモチ
2 レモン海岸
3 Go! Go!! Fishing
MC自己紹介
4 爆釣御礼
5 My Victory

入場者特典・物販・特典会

入場者には、最新のTop Yell NEOと特製ブロマイドがプレゼントされるという特典。

チケット代が前売り3500円で、この本が1500円だから実質ライブ代2000円。そう考えるとお得感半端ない。

ブロマイドは、お目当てのものを交換したり、友人からもらったりして、僕の大好きなsora tob sakanaハコイリムスメを入手することができた。

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この2組は今日ライブ見られなかったのでうれしい限り。

この特製ブロマイドのことまで勘定に入れると、コスパ最強のフェスなんじゃないかなと思った。


特典会は、パンダみっくの2ショットチェキ会へ。

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カワウィーネ担当の"こなちゃん"こと岩方虹夏ちゃん。どうやってもカワウィーネ!!

そして、AISとアイドルネッサンスのお見送り会に参加。


ライブがあまりに楽しくて声が枯れていたんだけど、アイドルネッサンスの原田珠々華ちゃんが「大丈夫ですか?ハチミツがいいですよ」という優しい言葉をかけてくれた。惚れてまうやろ!!



ということで、「NEO Fes!!! presented by Top Yell」、こういう旬な楽曲派を多く呼んでくれるのであれば、またぜひ行きたいと思わせるアイドルフェスだった。