やっぱりわたしはあのまま 変わらなくていい―AIS Cake vol.1 〜磯前星来 生誕企画〜@東京カルチャーカルチャー

もし 出会ったあの日に戻れるなら 何をしますか?
やっぱりわたしはあのまま 変わらなくていい
(「好きな人がいること」(JY))


アイドルネッサンスが「スマイルネッサンス」と銘打たれた企画でメンバーの生誕を祝ってきたように、AISのメンバーの生誕を祝う企画として始まった「AIS Cake」。

10月4日に13才の誕生日を迎えた磯前星来の生誕企画が、お台場の東京カルチャーカルチャーで行われた。

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アイドルネッサンス兼任の宮本茉凜を含めたAISの8人のフルメンバー、そして元アイドリング!!!のさかっちこと酒井瞳がMCとしてゲスト出演。

星来ちゃんは、最年少で「ちび~ず」の一員なんだけど、度胸があって物怖じしないところが全然最年少に見えないし、身長もぐんぐん伸びているので、いまや「ちび~ず」の名前が似合わなくなって来ている気も。

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ハロウィンの写真セットは制服。これ似合うよね。

先日の月一定期公演で初披露された新しい自己紹介に続いて、メンバーに事前に取った「磯前星来」に関するアンケートを発表。

自分の意見を言える(宮本茉凜
変態、下ネタばっかり言う(橋本麗愛)
いつもみんなにチューしてくる(島崎友莉亜)

こんな感じ。

さかっちが「どう変態なの?」という突っ込みをしたらけっこうおもしろい話が聞けて、中学生の他愛のない会話を垣間見た思いがしたんだけど、事務所的っていうか、さかっち的にはNGらしいので詳細は書かずにはおくけど、「変態」とか言っても、中学生らしい他愛のないもので、かわいいなあという感じ。

ちなみに「(胸が)大きくなりたい人?」っていうさかっちのアンケートに手を挙げたのは、栗原舞優だけだった。あと、キャベツがいいらしい。

…えっと、何の話でしたっけ?

続いて、星来ちゃんが歌を歌う時間。

まずは、「好きな人がいること」(JY) 。これは磯前星来ソロ。

サプライズで、用意された星形のペンライトが一斉に振られる。客席から、そして、メンバーから。
これにはしっかり者の星来ちゃんも思わず涙ぐみ、歌詞が飛ぶ。

もし 出会ったあの日に戻れるなら 何をしますか?
やっぱりわたしはあのまま 変わらなくていい
(「好きな人がいること」(JY))

二曲目は、「サイレントマジョリティー」(欅坂46) 。こっちは、橋本麗愛、栗原舞優のサポート付き。

両方の曲とも彼女の好みがよくわかってよかったけど、「やってほしいことがあるんですよ」と言って、サビで観客にマイクを向けていたけど、向けられた方にはなかなか難易度の高い煽りだった。

次は、星来ちゃんと言えばの「ダジャレオンパレード」。

「パンダのパンだ」に続くネタということで、自分のノートを見ながら「雑巾が増菌」「ストローでストロベリーを食べる」「鬼がギリギリで作ったおにぎり」「たねだね」「スルーする」などを連発。

さかっちの指名で他のメンバーがリアクションをさせられるの面白かった。

さかっちさんのMCのテンポすごく小気味いいし、なんというかTVとかのお仕事で役に立ちそうな感じ。

しまいには、メンバーの自己紹介をダジャレにするというネタまで披露し「マリンバをたたくまりんだー!」を茉凜ちゃんが恥ずかしそうに言っているのよかったし、さかっちにダメだしされた茉凜が何かを捨ててもう一度言わされるのおいしすぎた。。。

続いて、星来ちゃんと茉凜ちゃんの大食い対決。

ゼリー10個を早く食べた方が勝ちというゲームだったけど、茉凜ちゃんが9個食べてるときに10個を感触した星来ちゃんの完勝。
負けず嫌いの宮本茉凜の言い訳は「ゼリーじゃやる気がでない。もっとがっつりしたもの、とんかつとか食べたい」と。
ということで、もし機会があれば、次回はとんかつ大食いでリベンジ!っていうのがあるかも。

ここで、メンバーから、ケーキ、花束、メッセージカードが手渡され、全員で「ハッピーバ―スデー」を歌う。

そして星来ちゃんからは13才の抱負を。

たくさん食べて、身長も伸びて、お勉強もやって、AISの方も伸ばしていきたいです。

心が洗われる思い。

生まれたときから今に至るまでの写真のスライドショーの上映に続き、最後は、AISメンバー全員での楽曲披露。

星来ちゃんが歌いたい曲ということで、わーすたの「いぬねこ。青春真っ盛り」を。

ワイヤーでできたシンプルな猫耳を付けてのパフォーマンス。最高過ぎた。

っていうか、なぜ僕は猫耳を付けた宮本茉凜を2週連続で見ているのか。

ということで、AISの初の生誕企画は、予想していたよりもずっと楽しく、和気藹々とした雰囲気で幕を閉じた。

言いたいことのいえる星来ちゃんのキャラ、そして、それぞれのキャラに応じてサポートするAISのメンバー、あと、何よりも機転を利かせつつ場の空気を盛り上げるささかっち、それを支えるスタッフ、温かく見守るファン…こうしたものが織り成す空間の素晴らしさを実感した。


東京カルチャーカルチャーはこの日のためにスペシャルメニューAIS Cakeまで用意していたから、記念にと思ってオーダー。おいしかった。

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星来ちゃんへは、最近CDを集めているというドロシーリトルハッピーのライブBDをプレゼント。
AISも大きな舞台でワンマンライブができるようになるといいなと思いながら。

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こんな感じかな。

いいイベントだった。


AIS Cake、すごくいい雰囲気だし、メンバーの人となりもよくわかるので、今後も欠かさずに来たい。

次回は、島崎友莉亜の生誕企画が、11/5(土) 東京カルチャーカルチャーにて。今日と同じく、酒井瞳がMCでゲスト出演。

これは行くしか!

つりビット × sora tob sakana 2マン「俺得だよ!全員集合!」~釣りの日スペシャル~@渋谷O-WEST

10月10日は「ととの日」。「とと」とは、魚のこと。

その魚の日、釣りの日に、渋谷O-WESTでつりビットとsora tob sakanaの2マンライブが開催された。

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この組み合わせは、僕が切望していたもの。

ということで、今日は、言ってもいいよね。「俺得だよ!」

そんなつりビットとオサカナの2マン。キャパ600のO-WESTはパンパンで、チケットは当日券でソールドアウト。
また、生テレでのライブ放送が急遽決まっていて、会場も熱気を帯びている。

sora tob sakana

先行はゲストのsora tob sakana

OPSEの「海に纏わる言葉」で入場し、寺口夏花の「sora tob sakana始めます」でライブスタート。

シングル曲「夜空を全部」「魔法の言葉」を順に披露し、自己紹介。

そして「帰り道のワンダー」「タイムマシンにさよなら」「新しい朝」と徐々にディープなオサカナワールドへ。

MCでは、つりビットの「釣りたい魚は〇〇です」をまねて、好きな魚料理を入れた自己紹介。

ふぅ:サバの味噌煮
まな:うな重
なっちゃん:カニのお刺身
れい:真鯛のカルパッチョ

なっちゃんの発案で観客に「みそにー」「うなじゅー」「さしみー」「カルパー」ってコールさせてた。
れいちゃんの時は「カルパッチョ―」ってコールが入ったんだけど、なっちゃんが「3文字」と謎ルールを発動していて「カルパー」って言い直させていたの面白すぎた。

つりビットと仲良くなったというエピソードの中で、竹内パイセンが「オールできる?」とか「ある意味ギャラクシー」とか言っていることが暴露され、教育的にどうなのよ?的な笑いが起きていた。

そして「ケサランパサラン」から「広告の街」。シンコペーションとブレイクの織り成す芸術。
初めて聞いたと思われるつりヲタが、冒頭のブレイクの箇所で何度か「おお」と声を漏らす様子が伝わってきた。

MCで、次回の定期公演(10月23日)では、2、3曲アコースティックライブになるという告知。
「みんな大好き照井さんのギターも聴ける」っていう話から、照井さんが帽子を新しくしたとか、誕生日に新聞紙で作ったのをプレゼントしようと思ったとかどんどん脱線していって、オサカナの奔放なMCを堪能。

最後は「クラウチングスタート」。

大きなステージでこの曲を歌う4人を見ると、なぜか涙が出てくる。

僕が初めてオサカナのライブを観たのは2014年11月だけど、そのときに「何だこりゃ」と思ったコールを叫んでいた。


(セットリスト)

0 海に纏わる言葉
1 夜空を全部
2 魔法の言葉
3 帰り道のワンダー
4 タイムマシンにさよなら
5 新しい朝
6 ケサランパサラン
7 広告の街
8 クラウチングスタート

つりビット

後攻はホストのつりビット。

つりビットは、毎年釣りの成果や試験で釣りセンターを選び、その釣りセンター曲をリリースするのが10月10日。
今日がその日。

ということで、新曲に合わせて作られた新衣装で登場。

つりビットのファン歴3年目になる僕から見ても「何このお嬢様感?!」「誰この美少女軍団?!」っていう感じ。

オリコンウィークリー5位の最新シングル「Chuしたい」を皮切りに、自己紹介を挟んで、過去の釣りセンター曲から「Go! Go!! Fishing」「ニガシタサカナハオオキイゾ」。

MIXもイエッタイガーも、ガチ恋キャンセルも叫べるセトリ。

そしていよいよ今年の釣りセンター曲「妄想フィッシング学園」の初披露。

小気味よいカッティングギターは「カシオペアかよ?」みたいなイントロ。

つりビット初めてのスラップベースも入り、80年代のシティポップスを思わせるアレンジ。

Negiccoの「ティー・フォー・スリー」、WHY@DOLLの「Gemini」、RYUTistの「日本海夕日ライン」、フィロソフィーのダンスあたりとガチで勝負できそうなナンバー。

BPMも高めでダンスもかなり激しい感じ。つりビットの曲にハズレなし、だけどこういうカッコいい系のレパートリーが増えるのはうれしい。

「踊ろよ、フィッシュ」「渚でラテアート」と楽曲派()向けのシティポップス路線で固めた後、最後は「ウロコ雲とオリオン座」。

つりビット楽曲にも一人称が「僕」のものは結構あるが、中でも「ウロコ雲」の持つ切なさは、オサカナのジュブナイルな世界観と共通するものがあるね。そこに寄せてきたセトリなのではないかと想像した。

最後に、来年2月26日の赤坂BLITZでのワンマンの告知。

(セットリスト)

1 Chuしたい
2 Go! Go!! Fishing
3 ニガシタサカナハオオキイゾ
4 妄想フィッシング学園(初披露)
5 踊ろよ、フィッシュ
6 渚でラテアート
7 ウロコ雲とオリオン座

コラボ(つり tob sanaka)からのアンコール

普通の2マンならここで終わりだけど、今日はそうではない。

つりビットメンバーがsora tob sanakaメンバーを呼んでコラボタイムへ。
自己紹介は「いつか世界を釣り上げます。私たち、つり tob sakanaです!」。

最初につりビット長谷川、竹内、安藤と、オサカナ寺口、風間による「負けないガッツ~いつか世界を釣り上げます~」、次に、つりビット聞間、小西、オサカナ神崎、山崎による「Summer Plan」。

「Summer Plan」、けっこう難しい曲だと思うけれど、聞間、小西ペアがそつなく楽しそうにパフォーマンスしているのを見て、この二人のポテンシャルの高さを改めて見る思い(つりヲタ目線)。

ここでメンバーが退場。

すかさず、TBSテレビの「櫻井・有吉THE夜会」で、全国区レベルで一躍有名になったあのコール「つーった魚に餌をやれー!」が発動。なお、山田孝之は今日は来ていなかった模様。

そして、全員で「真夏の天体観測」をコラボレーション。

最高に満足感の得られた2マンライブ。

アンコールまで入れて18曲。うち3曲がコラボ。これをO-WESTで観られてチケット代3000円って破格だよね。
こんなのを知ってしまうと、下手なアイドルフェスとか行けなくなる。15分しか出番ないのに何千円もするやつとかね。

ということで、sora tob sakanaジュブナイルな世界とつりビットの王道ポップスの世界は相性も良く、「相乗り」する形のコラボ曲も楽しめた。双方の楽曲の良さが光る2マンだった。

(セットリスト)

1 負けないガッツ(長谷川、竹内、安藤、寺口、風間)
2 Summer plan(聞間、小西、神崎、山崎)
en1 真夏の天体観測(全員)

物販・特典会

こういう2マンでは特典会は別々に開催するものだけど、つりビットとsora tob sakanaは「合同握手会」を開催。
それぞれでグッズ1kずつ買うと参加できるというもの。

アバンギャルドなモダンアート感あるつりビットのメンバーカラータオル。

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シン・ゴジラ(第二形態)みたいな秋刀魚と格闘するオサカナメンバーの写真セット。

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いずれも1k。グッズとしては10/10(ととの日)にぴったり。

2種類の特典券を持って握手会に行くと、2グループのメンバーが交互に並ぶ。

つりビットさくちんの次がオサカナふぅちゃん…といった感じ。

かなりレア。そして、相互に刺激し合うような新鮮さ。

天国はここにあったのか、という感じ。

いや、本当に俺得!だった。

「美少女を揃える」という個性―Task have Fun定期公演(初回)@東京アイドル劇場

Task have Funは、2016年5月28日、新宿ルイードK4のワンマンライブでデビューした中学生3人組のグループ。
メンバーは熊澤風花、白岡今日花、里仲菜月。

熊澤風花は、以前所属していたプリティグッド!時代に現場で見ていたけれど、このユニットとなってからは見る機会がなかった。
また、ネットやTVでの情報から、白岡今日花の神秘的な雰囲気の美少女っぷりとか、里仲菜月の物怖じしないキャラも気になっていた。

ということで、東京アイドル劇場でこの日始まった定期公演の初回を観に行ってきた。

ライブ開始5分前。リハーサル開始。
音声なポジションをチェック。
客席にも明るい挨拶を振りまく。

そして、開演時間。

デビュー曲「TASK」の音源で作られたOPSEで一人ずつ入場。
3人が揃ったところで、その「TASK」へ。


Task have Fun ”TASK ” (MV)

楽曲派()ウケのするソウルファンクというべきか。

次の曲は「いつだって君のそばに」。

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固有名詞出して比較すると必ずどこからから苦言を呈されるんだけど、しいて言うなら、初期の東京女子流とか初期のGALETTeと似た感じ。
特にファーストの方は。
しかも、全員が美形で長身で美脚という…目の保養というか、そういう方面が好きな人にはたまらないんじゃないかという。

続いてその女子流の「おんなじキモチ」と苺☆シアターの「STAR GATE WIZARD」のカバーを入れ、フィナーレはセカンドシングルの「部屋の中の天使」。

ライブを見てみると、白岡今日花の想像を超えたはじけっぷりが印象的だった。

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終演後、CDシングル2枚を購入。

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特典会は、「なんちゃって制服」に着替えての、写メ・チェキ。

2ショットが基本だけど、自分が写るのは好みではないので1ショットで。

なんちゃって制服」を着て「高校2年生でーす!」とはしゃいで「JK」と書き込んだホワイトボードを持つTash have Fun の白岡今日花(JC2)。

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根っからのエンターテイナーという感じで、どんな時でもサービス精神旺盛な里仲菜月(JC1)。
飛び道具的な魅力があって、楽曲派()にはたまらないタイプ。

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順番待ちの列が凄く長くて、物販スペースの制限時間を超えてしまうほど。
正統派美少女という趣の熊澤風花(JC2)。

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チェキ撮影の合間に、手が空いているメンバーがヲタク列までふらっと来て、みんなに話しかける気さくさ。
しかも何度も。

黙っていれば神秘的な美少女の白岡今日花は、しまいには「なんなの?この「また来た」みたいな雰囲気?!」とか言って、オッサンの幻想を軽々と打ち砕くイマドキ感。絶妙なツンデレバランス。

そして、里仲菜月は、残りわずかになった公式Tシャツを手にもっておすすめ。

「これ着たら…マジで王様!」
「全部売れたら…惑星に帰るから!」

って、思い付きで斜め上なこと連発。天真爛漫すぎて破壊力ヤバい…

という感じで、ライブ終わって2時間近く経ってもまだ特典会が終わらない。Task have Fun、売れすぎだろ…

最後に、物販4k以上購入者特典の、全員ショット・ワイドチェキを。

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右から、根っから自由奔放な里仲菜月、正統派で優等生の熊澤風花、ちょっぴり小悪魔系の白岡今日花。

全員美少女なんだけど、それぞれしっかりとキャラが立っていてバランスが取れているし、このチェキにもその感じが現れている。


競争の激しいアイドル市場でグループの個性を出すには、楽曲の良さ、歌やダンスのスキル、MCの面白さなどがよくあるけど、Task have Funのように「美少女を揃える」というのも、ここまで徹底すれば立派な個性になると思えた。

ステージを見ていると息が止まりそうな美しさを堪能できるし、特典会はホスピタリティがあって気分よくなれる。

Task have Fun、間違いなくいま旬なアイドルだと思う。

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